2006年1月15日(日)「しんぶん赤旗」

第24回党大会

志位委員長が結語


 志位委員長は結語の中で、三日間で五十八人が発言した討論について「どの発言にも共通していた大きな土台を感じた。それは新しい綱領への確信だ」と強調。情勢を長期的視野、世界的視野でとらえる新しい綱領の情勢論の核心が共通の認識になった大会だったこと、全党討論で出された意見や疑問を正面から真剣に受け止め、報告で解明するなかで、党の認識がさらに豊かに発展した、とのべました。

 そのうえで、参加者が共通して感じた討論の特徴を三点にわたってあげました。

 第一は、自民党政治のゆきづまりのもとで、暮らしと平和を守る国民のたたかいが日本列島どこでも深いところからわきおこり、日本共産党が“命綱”の役割を果たしていることが鮮やかに浮き彫りになったことです。志位氏は、ホームレスの来院が急増する医療現場の代議員の発言などを紹介し、「社会的連帯で社会的反撃を」が大会を通じて全党の合言葉になったと力説しました。

 第二は、若い世代から、年配の世代まで、気持ちが通じあう大会になったことです。志位氏は、人間としての誇り、尊厳さえ踏みにじっている現状を打開する青年たちの活動、反戦、憲法擁護を訴え続ける最高齢八十歳の支部長をはじめ、年配の党員がいまも第一線で奮闘する姿を改めて紹介しました。

 第三は、強く大きな党づくりの大道が浮かび上がった大会だったことです。「政策と計画」をもって、どんな困難をかかえた支部でも必ず党勢拡大などで進んだ支部に変わることが語られたと指摘。「ほんらい拡大は、同じ志にたって歩む、かけがえのない仲間を増やすこと」として、五十万の党・三割増の読者をやりとげ、来年のいっせい地方選、参院選での本格的な前進をかちとろうとよびかけました。

 「衆議院小選挙区選挙供託金支援基金」の設置に討論で積極的に賛同する意見が寄せられたことにもふれました。

 海外代表が、参加者の規律ただしさ、真剣さ、そして団結に強い印象をもち、決議案と報告の内容そのものに政治的立場や宗教的立場の違いをこえて、共鳴したという感想を寄せたことを紹介。海外代表に感謝を表明しました。

 この後、全党討論、中央委員会報告、大会での討論をふまえた決議案の修正・補強を提案しました。


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