2006年1月13日(金)「しんぶん赤旗」

共産党大会2日目

連帯・たたかい・支部づくり

共感 笑い 活発討論


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(写真)感動的な発言に拍手する代議員=12日、静岡・熱海市

 日本共産党第二十四回大会二日目の十二日、前日に引き続き活発な討論が行われました。

 二十五歳の市議会議員から八十歳で党大会初参加の五十年党員まで、三十二人が大会決議案や中央委員会報告にかみあって多彩なテーマで発言。米軍基地強化反対や憲法擁護の運動のとりくみ、福祉切り捨てや規制緩和とのたたかい、貧困の新たな広がりの中で親身な生活相談活動など、社会の現状とむすびついた党の活動が生き生きと報告されるとともに、党建設を本格的な軌道にのせることへの決意が意気高く語られました。会場は、しばしば共感の拍手や爆笑に包まれました。

 「職場で憲法や政治を自由に語ることができる風穴を開けた」。大阪の職場支部の代表は、小中高・養護学校で八十を超える「九条の会」が組合の違いを超えて結成された経験を発言。二百四人の仲間のアピールを組織した石川県のタクシー労働者の代議員、戦争体験を語り伝えている鳥取市の代議員など、憲法改悪阻止の歴史的闘争に党の存在意義をかけてたたかう決意がこもごも語られました。

 また、ホームレスの若年化、生活保護の急増など貧困の広がりが告発されるとともに、党の生活相談の重要さも浮き彫りに。毎月四十件もの生活相談を受けている東京・武蔵村山市の代議員は「党建設こそ今の政治への最大の反撃だ」とのべました。千葉や岡山、島根の青年代議員は、新自由主義の改革のもとでバラバラにされ孤立している青年の思いに心を寄せる活動を発言しました。

 また、「党員一人ひとりが主人公の支部づくり」で機関紙拡大目標を達成し、党費100%納入を実現した経験(山形県の代議員)など、多くの発言者が「政策と計画」をもとにした支部活動の前進方向を豊かに語りました。

 福島県の代議員は、いわき市から党議員の空白自治体に移住して議席をめざしている活動を独特のユーモアをまじえて発言し、会場を大いにわかせました。北海道、長崎、高知の代議員も、地方政治を変える活動を決意を込めて語りました。

 滋賀県、福岡県の代議員は「衆議院小選挙区選挙供託金支援基金」の創設の大切さを力説しました。

■来賓9氏があいさつ

 大会二日目の十二日、国内来賓として、平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)の栗原透代表世話人、全国労働組合総連合の熊谷金道議長、日本民主青年同盟の姫井二郎中央委員長、憲法改悪阻止各界連絡会議の吉田健一代表幹事、長野県木曽町の田中勝己町長、農民運動全国連合会の佐々木健三会長、全国商工団体連合会の国分稔会長、新日本婦人の会の高田公子会長、原水爆禁止日本協議会の高草木博事務局長の九氏が、あいさつしました。


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