2005年11月20日(日)「しんぶん赤旗」

ぎっしり連帯3万5千人

改憲・増税はね返そう

東京・国民大集会
みこし、むしろ旗、9条たこ…


 「憲法改悪、大増税の攻撃に社会的大反撃を」との呼びかけに、三万五千人の「オー」の声が響き渡りました。十九日、「憲法九条を守り、世界に広げよう」「庶民大増税反対、くらしと福祉を守ろう」を掲げて東京・明治公園で「11・19国民大集会」が開かれ、飛行機や新幹線、貸し切りバスなどで全国から集まった参加者で身動きもできないほどになりました。

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(写真)会場あふれる参加者でひらかれた国民大集会=19日、東京・明治公園

■志位委員長があいさつ

 会場は、九条の「9」や、間違いをしかる「喝(かつ)」の文字のプラカードやゼッケン、むしろ旗、九条たこ、増税反対みこしと思い思いの工夫をこらしてアピール。

 秋田からは、なまはげも参加し、大阪の民主商工会の会員たちは「イカり爆発」「目クジラ」と書いたビニール製のイカやクジラを手に、「このまま悪政につぶされへんで」と意気盛んです。

 沖縄県の大城里織さん(24)は「全国から要求を持ちより、こんなに集まったのを見て感動しました。地元に帰ったら苦手な署名に挑戦したい」。福島県の新婦人会員、小山田智枝さん(36)は「会場が狭すぎると思うほど。人とさまざまな団体ののぼりを見て、みんなが手をつなげば憲法改悪はとめられると実感しました」と意気込みます。

 全労連の熊谷金道議長と自由法曹団の坂本修団長は主催者あいさつで、「決定的に重要なのは職場や地域でどれだけ目に見える運動を展開するかだ」、「自民党は大会で二十二日にも改憲草案を決定し、私たちの宝、憲法を抹殺しようとしている。国民の力を信じ、力を尽くせば勝利できる」と訴え。「そうだ」「よーし」の声が飛びました。宗教者、市民団体が連帯あいさつしました。

 連帯あいさつした日本共産党の志位和夫委員長は、アメリカのいうままに在日米軍基地強化と憲法改悪を狙い、大増税や社会保障改悪をすすめようとしている自民党政治を批判。連帯して攻撃をはね返し、古い政治の枠組みを打ち破ろうとよびかけました。福島瑞穂社民党党首のメッセージが紹介されました。

 全国からの参加者が次々登壇し、リレー発言。集会後、三コースに分かれてデモ行進しました。

 国民大運動実行委員会と憲法改悪反対共同センターが主催しました。


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