2005年11月7日(月)「しんぶん赤旗」

輝け9条! 詩人が集う

自分の言葉で語り続けよう


 自作の詩やスピーチ、タップダンスなど多彩な形に、憲法九条を守れの願いを込めた「輝け9条! 詩人のつどい」が六日東京で開かれました。

 二月に続く二回目のつどいには、関東や京都、大阪などからも詩人や愛好者が所属の違いを超えて参加しました。

 八木幹夫、羽生康二、小森香子、甲田四郎の四氏がリレートーク。八木さんは「私は死ぬのがイヤ。傷つけたくない、殺したくない、とはっきり主張しよう」とのべ、小森さんは「十一歳のとき、イタリアの兵士に慰問文を書く代表に選ばれ、戦争犯罪に協力した痛みが、詩を書かせている。子どもたちをふたたび犠牲にさらさないよう、自分の言葉で書き続けたい」と語りました。羽生さんは、選挙で護憲勢力が勝利するための手だての必要性をのべ、甲田さんは、自虐史観へのユニークな風刺で会場をわかせました。

 秋村宏、真田かずこ、八木忠栄の各氏が自作詩を披露。権威への不服従や、家族のなごやかな団らんへの願い、故郷をのぞむ詩など、力のこもった朗読が続きました。

 フロアからの自由発言では、小集会への詩の出前や、次の世代に九条をそのまま手渡すためにがんばる決意など、各人各様の創意を生かした取り組みが語られ、伊藤真喜子さん、水越裕二さんらの器楽演奏にも盛んな拍手が寄せられました。

 主催した「『九条の会』アピールに賛同する詩人の輪」は、昨年十月に結成。賛同者は七百九十二人にのぼっています。


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