2005年8月4日(木)「しんぶん赤旗」
男女共同参画推進へ
女性団体と女性議員が交流
「広範な女性が手をつなぎ、男女共同参画社会に向けて施策を推進しよう」。三日、参議院議員会館内で国際婦人年連絡会主催の男女共同参画懇談会が開かれ、四十一のNGO(非政府組織)女性団体と、衆参両院の女性国会議員が参加。男女共同参画推進のための意見交換をしました。
「男女が人間として平等に生きていかなければ世界平和は維持できません。男女共同参画社会を推進していきましょう」と国際婦人年連絡会世話人の江尻美穂子さんが訴えました。
男女共同参画社会基本法制定、推進条例制定など、前進面もある一方で、「ジェンダーフリーや男女共同参画社会が家庭崩壊の原因」「男女共同参画社会基本法の改正を」という攻撃が国会内外で強まっています。懇談会は国会内外で力を合わせて運動していくことが大事だとして開かれました。
懇談会には、日本共産党、民主党、社民党、公明党の衆参両院の女性議員が出席し、男女共同参画社会推進に向けた思いを語りました。
日本共産党からは、石井郁子副委員長・衆院議員、紙智子参院議員、吉川春子参院議員が参加。石井議員は「男女の賃金格差を見ても日本の男女平等は世界の中でも遅れている」と指摘、男女平等を阻む勢力を孤立させる世論と運動に力を入れたいと語りました。
懇談会の最後に、国際婦人年連絡会の人たちが、運動を進めていくために「超党派で男女共同参画推進議員連盟をつくってほしい」と国会議員に要望しました。