2005年8月1日(月)「しんぶん赤旗」

平和への思い語った

京都で青年ピースジャム


 核兵器廃絶や平和への思いを交流する「ピースジャムin京都」が三十一日、京都市中京区の地下街で開かれ、二百人を超す青年が参加しました。終了後の「はんなりピースパレード」では、平和のうたを歌い、リレートークをしながら都大路を歩きました。

 京都と世界の青年によるパネルディスカッションでは、原水爆禁止世界大会に参加する米国の青年、豪州、中国、台湾、韓国の留学生らが、核廃絶などをテーマに討論。米国のアヤ・マツシマさん(20)は「六十年前に起こったことを学ぶことは大切なことだ。歴史をちゃんと学ばなければ同じことが起こる」と指摘し、韓国の表正賢さん(35)=京都大院生=は、「北朝鮮に核開発を放棄せよと迫る米国などが核兵器を保有しているのは、正当性がない。保有国は核兵器を処分し、全世界が平和のために進まなければならない」と強調しました。また、憲法九条「改正」や靖国問題で、日本政府への厳しい意見が相次ぎました。

 「どうしたら戦争がなくせるか」の質問に、米国のトニー・グェンさん(29)が「デモや、憲法九条の勉強をすることが大切だ。一人ひとりの力は弱いが集まれば大きな力になり、戦争防止の力になる」と述べると、大きな拍手がわきました。

 亀岡市の大学二年生(20)は、「過去のことを学んで未来に生かすという、日本のなかでの平和の活動では見えなかった視点が得られました。原水爆禁止世界大会でもしっかりと学んできたい」と話していました。


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