2005年7月25日(月)「しんぶん赤旗」

いま日本に野党が必要です

CS番組で志位委員長が発言


 日本共産党の志位和夫委員長は二十三日、CS朝日ニュースター「バトルポリティカ 政治に喝!」に出演し、憲法、庶民増税、「二大政党づくり」の本質などについて縦横に語りました。

 番組は「『二大政党化』が進むなか、共産・社民両党がどう存在意義を発揮していくのか聞きたい」と企画されたもので、社民党の福島瑞穂党首も出演。政治評論家の有馬晴海氏、鈴木哲夫・朝日ニュースター報道制作部長が司会を務めました。

 「二大政党の陰で意見がなかなか国民に届かないが、共産党はいまの政治をどう考えているのか」――こう問われた志位氏は、まず「国の進路にとって大事な問題」として憲法をとりあげました。

 志位 憲法九条二項を変えて自衛隊を憲法に書きこむ点では、自民も民主も同じ立場です。これをやれば海外での武力行使に歯止めがきかなくなる。日本共産党は憲法改悪反対を主張しており、「九条の会」など草の根の運動もひろがっています。

 有馬 国会では三分の二以上が賛成できるものだけ変えていこうという話もあるが、そんな形で改正に持っていっていいのか。

 志位 「九条の会」の各地の講演会は大盛況です。戦争を繰り返してはいけないという思いは、国民のなかに大きくある。改憲のためには、最後には国民投票が必要です。このエネルギーを結集する国民的運動をつくれば、国会では自民と民主が多数でも、食い止められます。

 鈴木氏も「二大政党のどちらも憲法を変える点では同じ。改正反対という声の受け皿が欲しい」とコメントしました。

 暮らしの問題では、志位氏が政府税調のサラリーマン大増税計画に言及すると、司会も「これは大きいですよ」。志位氏は増税が打ち出された背景に、法人税をさらに引き下げ、そのツケを庶民にかぶせようという財界の思惑があることを指摘しました。

 続いて「二大政党化の流れに歯止めをかけるため、選挙をどうたたかうか」が話題に。有馬氏は、二〇〇三年の総選挙の比例区の得票に基づいて議席を比例配分すれば、日本共産党は三十七議席、社民党は二十五議席となるデータをパネルで示しました。

 有馬 小選挙区制になって、AかBかを選び、ほかはいらないという制度になったんじゃないか。

 志位 私たちは小選挙区制は廃止すべきだと一貫して言っています。二位以下の意見が切り捨てられ、国民の民意が国会に届かない。日本の政治にとって大改悪だったと思います。

 あわせて志位氏は「こういう制度のもとでどうたたかうかは考えなければならない」とのべ、比例で得票と議席を増やすことに全力をあげるとともに、小選挙区でも議席を得る党に成長していく決意を語りました。

 志位氏は財界もバックについた「二大政党づくり」の動きについて、「これをやらなければならないのは、自民党の政治が行き詰まっているからです」とズバリ。次のように結びました。

 志位 憲法の問題では国民の多数は平和の憲法を守ろうというところにあります。サラリーマン増税も絶対反対という声がひろがると私は思います。“改憲与党、増税与党である自民と民主にまかせていいのか”、“日本には本当の意味での野党が必要だ”ということを太く押し出していきたい。


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