2005年5月30日(月)「しんぶん赤旗」
「均等待遇」を当たり前に
最低賃金アップも
パート・臨時交流集会閉幕
さいたま市で開かれていた第十三回パート・臨時で働く仲間の全国交流集会は二十九日、前日の分科会に続いて全体集会で討論し、均等待遇の要求とともに、地域最低賃金の引き上げ、全国一律最低賃金制度の確立を求める集会アピールを採択し、閉幕しました。二日間で、のべ五百八十人余が参加しました。
「パートや臨時の非正規だけど、心意気をもって、誇りをもって働いていると実感しました」というのは、宮崎県都城市からきた生協でパートで働く平林紀美子さん(32)です。集会を通じて、多くの仲間が「差別をなくし、均等待遇を」との要求を強く求めました。
「本当にそう思います。私は発送の仕事をしていますが、男性の正社員と同じ仕事をしているのに、給料は半分しかないのは納得できません」と話していました。
岡山から初めて参加した山本展子さん(36)は今年、地域最低賃金で一カ月生活する最賃体験に挑戦しました。「岡山県の最低賃金は時給六百四十一円。はっきりいって、ただ食べるだけ。ほかは何もできない生活でした」といいます。
宮城県からきた生協労組の山内重子さん(58)は初参加です。「均等待遇と最賃引き上げの運動が大切だとわかりました。『私たちは働いて、その賃金で生活しているんだから、こんな賃金じゃまともな生活できないじゃないの』と次の団体交渉では堂々と訴えます」とうれしそうに語ります。
全体集会では「均等待遇実現に向けて」と題したシンポジウムを開催。今野久子弁護士、全労連パート・臨時労組連絡会の井筒百子事務局長、埼労連の原冨悟議長がパネリストで報告しました。
今野さんは、正規から差別的で劣悪な労働条件の不安定雇用労働者への置き換えを急増させている財界とそれを後押しする政府を告発。「憲法を力に、憲法を守って、均等待遇の実現をめざしましょう」とのべました。
井筒さんは、職場で均等待遇になっているかどうか実態をチェックして正規と非正規の共同の力で要求を前進させることや、「均等待遇は当たり前」という世論を盛り上げ、法制化していくことの大切さを訴えました。
原冨さんは、均等待遇について、理屈だけでなく感性で「そうだ、そうだ」「これならがんばれる」と思える要求を掲げていくことが大切ではないかと提起しました。
埼玉県知事代理が来賓あいさつしました。

