2005年5月25日(水)「しんぶん赤旗」

自民の会期延長発言

「不見識だ」と議運委員長

穀田議員の批判に回答


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民主、社民欠席のなか、郵政民営化法案をめぐって開かれた衆院議院運営委理事会。右端は穀田恵二議員=24日、国会内

 日本共産党の穀田恵二議員は二十四日の衆院議院運営委員会理事会で、郵政民営化法案の審議のために国会会期延長が「不可避」などとする自民党幹部の発言が相次いでいることについて、法案の審議入りという「入り口の協議をしている時に、会期延長の土俵を広げる議論が自民党の幹事長、総務会長から出ていることは許されない」と与党側の姿勢を厳しく批判しました。川崎二郎議運委員長は、一連の発言が「不見識だということを与党に伝えたい」と答えました。

 この問題は、自民党の武部勤幹事長が二十二日、訪問先の北京で「会期延長は不可避」と記者団に発言。河野洋平衆院議長が「不適切」として、川崎委員長を通じ自民党に注意したにもかかわらず、武部幹事長、久間章生総務会長が二十三日、再び、会期延長発言を繰り返したもの。

会期延長に関する自民党幹部の語録

 「国会論議を丁寧にやることを考えると、実際問題として会期延長は不可避ではないかと思う」(武部勤幹事長、22日)

 「丁寧な、国民にわかりやすい審議をしなければならない。どうしても実のある審議をするために会期延長をしなければならないという必要性に迫られれば、その時はそういう問題が出てくる。その時にはそれを論ずることは不可避でしょうと話をしている」(武部幹事長、23日)

 「6月19日までは時間が少なく、衆参両院で中身をもう少しきちんと審議するには会期延長は避けて通れない」(久間章生総務会長、23日)


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