2005年5月20日(金)「しんぶん赤旗」

憲法守る一点で共同を

日本宗平協がアピール


 日本宗教者平和協議会は十八、十九の両日、千葉市で二〇〇五年度拡大全国理事会を開き、「憲法を守るという一点での共同実現を」とのアピールを採択。「九条の会」や「宗教者九条の和」への賛同、地域での「九条の会」結成への参加、協力を呼びかけました。また、東京・葛飾区のビラ配布弾圧事件に抗議し、「言論・表現の自由を守る」特別決議を採択しました。

 鈴木徹衆理事長は開会あいさつで、「宗教宗派の違いを超えた宗教者の共同という、他に例を見ない運動」の四十三年間を振り返り、有事法制や自衛隊のイラク派兵から改憲の動きのなかで「運動の原点に立ちかえり、宗教者としての戦争責任、戦後責任、現代責任を果たしたい」と述べました。

 地域の「宗教者九条の会」づくり(大阪、京都、愛知)、朝鮮人強制連行・強制労働犠牲者の遺骨返還に取り組む運動(北海道)など、各地の経験を交流。ビラ弾圧事件の荒川庸正氏が経過を報告し、支援を訴えました。


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