2005年5月18日(水)「しんぶん赤旗」

反省いうなら行動を

小泉靖国発言 中国外務省が反論


 【北京=菊池敏也】中国外務省の孔泉報道官は十七日の記者会見で、靖国神社参拝に他国が干渉すべきでないとした十六日の小泉首相発言について、「靖国神社の問題は、故人をまつるという単純なものではなく、過去の歴史にどう正しく対処するかにかかわる」と反論し、小泉氏が「歴史を深く反省し、謝罪する」と言うのなら、その発言を実際の行動で示し、中国とアジアの人民、国際社会の信頼を得るようにと促しました。

 孔報道官は、靖国神社には「中国とアジアの人民の鮮血で両手を染めた十四人のA級戦犯」がまつられており、彼らの犯罪行為はすでに「国際社会の定説」になっていると強調しました。


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