2005年2月24日(木)「しんぶん赤旗」

国会質問 事前通告はどの程度?


 〈問い〉 国会で質問する場合、事前に質問内容を通告すると聞いていますが、どの程度の内容を通告するのですか?

 (東京・一読者)

 〈答え〉 国会での質問は、本会議と委員会での質問があります。

 通常国会冒頭の首相による施政方針演説や、臨時国会での所信表明演説に対する各党の代表質問の場合は、質問自体がそれぞれの党の方針演説的性格をもつことから、質問の全内容をあらかじめ示して質問にすることが多くなっています。

 そのほかの本会議の場合は、まず質問者が議案(法案等)について全般的に質問します。この質問にたいし大臣(政府)が答えるという形式になっており、政府側の答弁に漏れがないように事前に質問テーマ(答弁を求める事項)を通告するようにしています。

 しかし、この通告も議員によって個性があり、一問一問懇切ていねいに通告する人もいればそうでない人もいます。

 委員会での質問では、法律案の審議と委員会の所管省庁に対する一般質疑があります。

 法案審議の場合の通告は、「法案について」とする場合もありますが、一般質疑では、国民の要求や要望を議論し実現する必要のある場合等は、質問事項を具体的に通告することもあります。(吉)

 〔2005・2・24(木)〕



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