2005年2月10日(木)「しんぶん赤旗」

「国立より安い私大も」

学生、院生、教員ら訴え

石井、小林両議員が懇談


 来年度の国立大の学費標準額が一万五千円値上げされようとしていることについて九日、日本共産党の石井郁子衆院議員と小林みえこ参院議員が、学生・院生・教員ら三十人と懇談しました。

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学生・院生・教員と懇談する石井郁子(正面中央)、小林みえこ(同左)両議員=9日、国会内

 参加者は「新入生から『バイトで一年分の学費を稼がなければと思うと、合格しても喜べない』など切実な声をよくきく。卒業しても、五百万円もの奨学金返済をしなければならない人もいる」(学生)、「大学院では、すでに国立大より安い私立大があるほどだ。奨学金のなかから月数万円を親に仕送りしている友人もいる」(院生)、「大学予算が減らされ、まともな教育ができない。そのうえ学費値上げでは、自分の人生をかけてきた大学教育が否定されているようで、いまキャンパスでマイクをにぎって宣伝してきた。今日は国会議員に訴えてきた」(教員)と発言しました。

 最後に、石井議員が発言。「政府の学費標準額値引き上げに反対して学長が続々と声をあげるなど、いま大きな変化がおこっている。みなさんの気持ちをしっかりうけとめ、国会でとりあげ、大学人はじめ父母とも手をとりあい、国民的な運動にしていきたい」とのべました。



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