2005年1月25日(火)「しんぶん赤旗」

旧橋本派

ヤミ選挙資金も数億円

収支報告記載せず

パーティー券、寄付を裏金に


 自民党旧橋本派(平成研究会)が日本歯科医師連盟(日歯連)からの一億円のヤミ献金以外にも、所属議員からの寄付やパーティー券収入などの一部を裏金としてプールし、それらをヤミ選挙資金などとして所属議員などに配っていたことが二十四日、分かりました。

元会計責任者が証言、幹部認識の疑い

 これは、東京地裁で同日開かれた元官房長官・村岡兼造被告の政治資金規正法違反事件(一億円不記載)の公判で、滝川俊行元平成研会計責任者=有罪確定=が証言したもの。選挙資金を政治資金収支報告書に記載しないことについては平成研の幹部会でも話し合われたとしており、これらの違法行為を平成研の幹部らが認識していた疑いがあります。

 検察側の主尋問のなかで滝川元会計責任者は、平成研事務局長になって間もない二〇〇〇年秋ごろ、村岡被告から「平成研は選挙資金や(所属議員に配る)盆暮れの氷代・もち代を(収支報告書に)計上せず、(実態のない)繰越金が二十億円となっている。是正しなくてはいけない」と聞いたことを証言しました。

 また、同証言によると、同年十月か十一月の幹部会で、村岡被告は「選挙資金は別にしても、もち代・氷代は各先生から領収書をいただいたらどうか」と提案。もち代・氷代については所属議員から領収書をもらうが、選挙資金については引き続き収支報告書に記載しないことが了承された、といいます。もち代・氷代は一人二百万円といいます。

 選挙資金の原資について滝川元会計責任者は、領収書を求めなかった平成研幹部の寄付やパーティー券収入のうち現金で受け取った部分をプールしてあてた、と証言。二〇〇一年の参院選では、ヤミで配られた選挙資金は数億円にのぼり、その一部には、日歯連からの一億円のヤミ献金の一部もあてられたとのべました。

 また、選挙資金を収支報告書に記載せずにヤミで処理した理由については、「選挙の費用は、(公職選挙法で)額が決まっているが、それで収まらないのが永田町の常識。派閥からのものが表にでると困るからだ」と、公職選挙法に抵触することを知っていたことを明らかにしました。

 平成研がもち代・氷代を記載せず、虚偽の繰越金を収支報告書に記載していた問題は本紙(昨年八月二十九日付)で報道しており、滝川元会計責任者の証言と一致しています。



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