2005年1月8日(土)「しんぶん赤旗」

東京・葛飾 ビラ配布弾圧事件 報告集会

「党派超え断固たたかう」

無所属区議、市民が激励


 日本共産党の「都議会報告」「葛飾区議団だより」をマンションで配布していた男性が不当逮捕された事件で、「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」は七日、東京・葛飾区内で報告集会を開きました。


“戦前のような危険感じる”

写真

ビラ配布弾圧事件の真相報告会=7日、東京・葛飾区

 八十人が参加し、「人権擁護と民主主義を願う多くの国民と力をあわせ、男性の即時釈放と不起訴を勝ち取るまで全力をあげてたたかう」とする決議を採択しました。

 石田千秋・葛飾区議(無所属)、平和運動に取り組む市民活動家の佐保誠さんが駆けつけてあいさつ。石田氏は言論の自由が奪われた戦前のような危険を感じるとのべ、「自由と民主主義を守るために、党派を超えて断固としてたたかわなくてはならない」と強調。佐保さんは「民主主義の根幹を揺るがす問題。主義主張で違うところはあるが、協力していきたい」とのべ、拍手を受けました。

 日本共産党の三小田准一区議がこの間のたたかいを報告。「区議団だより」とともに配った区民アンケートが区民から歓迎されていることを紹介し、「ビラの配布は住民の願いにこたえるもの。逮捕される理由はどこにもない」とのべました。弁護団の中村欧介弁護士が経過について報告。高橋信夫区議団長(都議候補)も発言しました。

 不当逮捕された男性の妻が「夫は、この弾圧が個人を超えた事件であり、今後の歴史の流れを左右する重大な問題であることを認識し、自らその渦中に身を置きたたかっています。私たち夫婦は今までになく真剣に向き合い、同じ方向を見つめています」とのメッセージを寄せ、参加者の感動を呼びました。



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