日本共産党

2004年10月27日(水)「しんぶん赤旗」

「三位一体改革」、年金問題などについて

CS放送 志位委員長が語る


 日本共産党の志位和夫委員長は二十六日放映のCS放送・朝日ニュースターの番組「各党はいま」に出演し、小泉内閣が進める「三位一体改革」や年金問題、日本歯科医師連盟(日歯連)をめぐる「政治とカネ」の問題などについての質問に答えました。聞き手は朝日新聞論説委員の梶本章氏。


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朝日ニュースター「各党はいま」に出演する志位委員長。 聞き手は梶本朝日新聞論説委員

 冒頭、志位氏は、新潟県中越地震で被災した住民にお見舞いをのべ、日本共産党として救援・支援活動に全力をあげる決意をのべました。

 志位氏は、大詰めを迎えている「三位一体改革」(税源、国庫補助負担金、地方交付税の一体的改革)について、その実態は、(1)七割が福祉・教育に使われている国庫補助負担金を縮小・廃止し、それに見合う税源移譲は行わない(2)自治体間の財政力のアンバランスを調整する地方交付税を一方的に切り下げる――という「二段構えで地方自治体の暮らしと福祉を守る機能を壊していく動きだ」と告発しました。

 地方自治体が独自に福祉の仕事をやるとペナルティー(罰則)を科すなど地方への官僚統制の仕掛けを残しながら「地方にできることは地方に」という政府の矛盾をあげ、「官僚統制はやめ、地方自治を実質的に拡充することが必要で、福祉や教育の財源を切り捨てるのは逆行だ」と強調しました。

 志位氏は、年金制度改革について問われ、政府・与党が「年金財源」を口実に定率減税廃止、消費税増税の二段階増税プログラムをめざし、民主党もそれに合流しようとしている動きを告発。「こういうことをやったら国民の暮らし、社会保障への信頼はどうなるのかという問題を、正面から問題にしていきたい」と強調しました。



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