2004年10月10日(日)「しんぶん赤旗」
|
三連休初日の九日、首都圏を直撃した「最強」の台風22号は死者・行方不明者六人を出し、交通網を寸断し浸水被害などのつめ跡を残しました。台風22号の上陸で今年上陸した台風は九個目となり九〇年、九三年の六個を抜いて観測史上最多記録を更新しました。
台風の影響で、神奈川県鎌倉市で裏山が崩れ住人の男性(55)が死亡。東京・赤坂の下水坑工事現場では、水があふれ作業員一人が逃げ遅れるなど、死者二人、行方不明者四人となりました。床上浸水は五十棟、床下浸水は三百二十二棟。住宅の全壊は山梨県の一棟。
遊園地や観光地では、イベントが中止になるなど、厳重な警戒態勢がとられました。
静岡県・石廊崎では九日午後三時七分、観測史上最も強い六七・六メートルの最大瞬間風速を記録。同県・御前崎でも同二時五十分に五〇・〇メートルと史上二位を記録しました。
降り始めの八日午前零時から九日午後十時までの雨量は、静岡県御前崎市が四一一ミリ、千葉県大多喜町が三五六・五ミリ、東京・大手町が二八二・五ミリ。
土砂災害などの危険から避難した住民は約八千人。交通機関は、JR東海道新幹線が運休、空の便も、欠航が相次ぐなど大幅に乱れました。JR中央線市ケ谷―四ツ谷駅間で斜面が崩れ快速電車が不通に。同日午後八時時点で静岡、神奈川両県などで約十三万二千軒が停電しました。
台風22号は、同日午後四時ごろ、伊豆半島に上陸、時速六五キロで北東に進み、関東南部を通過して、午後八時前に茨城県沖の太平洋に抜けました。上陸時の中心気圧は九五〇ヘクトパスカル。東日本に上陸した過去十年間の台風で最も強い勢力でした。