2004年9月9日(木)「しんぶん赤旗」
![]() 台風の被害で住民から話を聞く伊藤(左端)、熊谷(右2人目)両市議ら=8日、札幌市 |
台風18号は、北海道内各地で猛威を振るいました。強風に屋根を飛ばされた西区の住民から、札幌・大通公園で被害を調査していた熊谷憲一日本共産党札幌市議に助けを求める電話が入ったのは、午後一時すぎでした。
熊谷、伊藤りち子両市議が駆けつけると、西区八軒の加藤忠義さんの店舗兼住宅の二階のトタン屋根が吹き飛ばされ、壁も崩れ落ちそうな状態でした。
熊谷市議の顔を見ると、加藤さんの妻の暁子さんは「二階の廊下から空が見えて、頭の中が真っ白。飛んでいった屋根が横や後ろの家に落ちて窓や屋根を壊しました。この家も直さなくては住めない。主人はもう年金生活なのに、これからどうしたらいいのか」と熊谷市議に訴えます。熊谷市議はその場で市の危機管理対策室に電話し、調査を要請しました。
富山でも台風18号は、魚津のリンゴや呉羽のナシなど果樹に深刻な被害を与えました。
八日、富山市では日本共産党の矢後正孝富山市議と田中高良党県常任委員が、ナシ畑一面に大量に落下した豊水の無残な姿を見た後、なのはな農協呉羽梨選果場・老田選果場や池多のリンゴ農家を訪問し、被害の状況や行政への要望を聞きました。
沖村幸雄呉羽梨選果場長は「豊水は、25%の収穫率で大半がこれから。作付け十六ヘクタールの新高はこれからが収穫というときに大変な痛手だ」と話しました。現時点で今年のナシの被害が一億一千万円に上ることも明らかにしました。
リンゴ産地の池多地域では、なのはな農協リンゴ部会長の林唯一さんは「主力のふじは収穫がこれから、被害額は一千万円を超える」と話していました。ナシ・リンゴ農家とも、無利子の融資や共済制度の改善を強く求めていました。
魚津市でも中田尚、朝野幹子の両市議と平崎功党新川地区副委員長が現地の被害状況を調査し、要望を聞きました。
![]() ナシ栽培農家の被害を調査する中林前衆院議員(左)と藤本県議(右)=8日、秋芳町 |
日本共産党の中林よし子前衆院議員は八日、台風18号の被害に見まわれた二十世紀ナシの産地、山口県秋芳町の選果場を調査し、要望を聞きました。藤本一規県議が同行しました。
秋芳町は二十世紀ナシを七百八十トン出荷しているナシの一大産地です。六割ほど収穫した時点で台風の被害にあいました。
秋芳梨生産販売協同組合の原川博美組合長(70)は「糖度が高くよいできなので期待していたが、多くのナシが落果してショックだった。残り四割のうちの約八割は出荷できないだろう」と被害の状況を話しました。
「被害額はまだわかりませんが、ナシの栽培農家は共済に加入していないので、融資資金の援助が必要です」と切実な思いを語りました。
中林前衆院議員、藤本県議は「要望について県、国に求めていきたい」と述べ激励しました。