日本共産党

2004年7月5日(月)「しんぶん赤旗」

若者 「共産党一番近い」

「働くルールいいですね」

かえるネット 都内6カ所で宣伝


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シール投票で対話しながら、日本共産党と日本を変えようと話す青年たち=4日、東京・吉祥寺駅前

 「平和と憲法、雇用と働くルールを守る日本共産党を」――東京の若者街に響く青年後援会の声。四日、「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク東京」の会員たちは終日、渋谷、中野、池袋など都内六カ所で訴えました。弁士は五十一人、参加者は二百人余。会員の説明に足をとめ、十分、十五分と話し込む姿があちこちで見られました。

次々に声をかけ

 朝八時半。渋谷駅前はふだんに比べて人の流れもまばら。「がんばれ日本共産党 若者街頭リレートーク」と大書した横断幕の前で、「かえるネット」の会員たちは、待ち合わせをしている青年に次々と声をかけていきました。

 サッカーイタリア代表のユニホームをきていた男性会社員(28)は、呼び掛けに、年金財源のための消費税増税は、「福祉のためなら仕方ない」とこたえました。

 会員が「消費税分の税収分が法人税の減税に回されていたんだよ」とグラフを示して説明。「やってることが逆ですね」と身を乗り出して聞き入ります。さらに年金保険料が二万円、三万円と上がり続けることを知り、「えーっ、払えねーよ」とびっくり。最後には「今、選挙に行ってない人が行くようになったら政治は変わると思う」。

 JR中野駅前で今村順一郎東京選挙区候補が「改悪年金法を食い止めるため国会に」と気迫の訴え。約三百人もの人々が足をとめ、腰を下ろし、訴えに聞き入りました。

 通りかかった早稲田大学大学院生(23)は「小泉さんがかってに自衛隊のイラク多国籍軍参加を決めたことは納得できない。自民、公明には投票しない、衆院選では民主にいれたが、憲法でも、イラク戦争でも、年金のことでも共産党のいっていることが一番近い」。

 中野区に住む男子学生(23)は、前回総選挙で「二大政党制になったら、ほかの党に入れても無駄になりそうだから」と民主党に入れました。一方、国会中継を見ていて最も鋭い追及をしていたのが日本共産党でした。「いってることがいちばんいいですよね。今度の選挙でどこに入れるかは決めていないけど、自民・公明はないと思う」

NO残業取組む

 夜七時すぎ。暗くなった原宿の表参道に急ぎ足の人々。それでも青年の訴えは、通る人の関心を集めました。

 リレートークのマイクを握った矢野涼介さん(24)=仮名=は、従業員百人ほどの印刷会社で働いています。朝は八時から夜十時、十一時まで。残業代はゼロ。「毎月一人ぐらいずつやめていく」状態でした。

 日本共産党はサービス(不払い)残業の違法性について、国会で二百四十回以上も追及。その結果、二百六十億円が支払われています。

 矢野さんも、職場の実態改善のため、二十人ほどの仲間とミーティングを重ね、「NO残業デー」をつくろうととりくんでいます。「働くルールをきちんと守らせるには、日本共産党しかありません」。絶叫に近い大きな声。瞬間、道行く人の目が一点に集まりました。

 座って話を聞いていた女子学生(23)は、「若い人がこういう(選挙)活動をしてると身近に感じますね。選挙に行ったことはありません。誰に入れたらいいか分からなくて。でも『仕事のルールをつくろう』とか、いいですね。今回は行ってみようと思います」と話していました。


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