2004年3月19日(金)「しんぶん赤旗」
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第五十七回の「解放運動無名戦士合葬追悼会」(主催・日本国民救援会)が十八日午後、東京都新宿区の日本青年館で開かれ、全国から遺族ら約千五百人が参列しました。今回は新たに千二百四人が合葬され、総数は三万一千二十六人となりました。
主催者を代表して日本国民救援会の山田善二郎会長があいさつ。「小泉内閣が憲法改悪をたくらむなど重大な局面を迎える今日、社会進歩のために力強く進むことを誓い合います」とのべました。
檀上に飾られた遺影を前に、日本共産党常任幹部会委員の小池晃参院議員、全国労働組合総連合副議長の西川征矢さん、日本婦人団体連合会会長の堀江ゆりさんが追悼の辞を読みました。小池議員は「みなさんは国民が主人公の社会をめざし、平和と民主主義、国民の利益を守るため力を尽くされました。小泉内閣は、イラクへの自衛隊派兵を強行、有事体制づくり、年金改悪、消費税大増税、さらには憲法改悪を進めようとしています。日本共産党は憲法の平和主義、生存権を踏みにじるこうした暴挙を許さないたたかいに全力をあげます」とのべました。
福島県の民主商工会の活動で活躍した角田次男さんの妻・洋子さんと、高知県で民主的教職員組合運動に貢献した池上朝由さんの妻・須恵さんが遺族を代表してあいさつしました。
参列者は式典後、雨天をついて港区の青山霊園内の無名戦士墓まで葬送行進。合葬者の氏名などを記した三十四枚のプレートを納めて献花しました。