日本共産党

2004年1月27日(火)「しんぶん赤旗」

不破議長、党本部でベネズエラ大使と懇談


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ベネズエラのカルロス・ビベロ駐日大使(右)と懇談する不破哲三議長=26日、党本部

 日本共産党の不破哲三議長は二十六日午後、党本部を訪問したカルロス・ビベロ・ガルシア駐日ベネズエラ大使と、なごやかに懇談しました。

 ビベロ大使は、先の日本共産党第二十三回大会を傍聴、そこでの不破議長との懇談のさい、チャベス・ベネズエラ大統領の演説集『ベネズエラ革命』の刊行されたばかりの日本語版を不破氏に手渡し、党本部訪問の希望を表明していました。

 はじめに、不破氏は、大使の訪問を歓迎するとともに、チャベス大統領の演説集を読み、いまベネズエラで進行している政治変革の過程に、たいへん深い印象を受けたとの感想を述べました。大使は、収められた一連の演説は、石油産業の壊滅をねらったサボタージュ(妨害・破壊活動)でベネズエラが困難な状況にあった時期(二〇〇二年十二月―〇三年一月)に行われたもので、「いまわが国は、その困難を乗り越えた、興味深い情勢のもとにある」と応じました。

 大使は、最近のベネズエラ情勢についての不破氏の質問に答え、チャベス大統領のもとで、国民生活の変革が始まったが、反対勢力がさまざまな妨害活動を繰り返して、この過程を阻止しようとしていること、しかし、国民の参加のもとこの妨害活動を打ち破り、変革をさらに広げる動きが発展していることを強調、さらに、ラテンアメリカの他の国ぐにでの新しい情勢の展開を紹介しました。

 不破氏は、ラテンアメリカで、対外面では自主的な立場を堅持し、国内では国民生活を中心にすえた変革の動きが前進していることについて、「これらの前進はドラマチックであり、社会全体を大きく動かす深い流れになっていることに注目している」と語り、日本共産党は、「しんぶん赤旗」の特派員を特別に派遣することなど、ラテンアメリカの新しい情勢を日本に紹介する役割を果たしていきたい、と述べました。大使は、共感の意を示し、必要な協力を行いたいと答えました。

 両氏は、対米関係やイラク戦争、日本の国際的な役割などについても、率直に意見を交換しました。

 懇談には、緒方靖夫国際局長・参院議員、神田米造国際局次長、田中靖宏「しんぶん赤旗」外信部長らが同席しました。


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