日本共産党

2004年1月17日(土)「しんぶん赤旗」

外国の党・組織からの党大会へのメッセージ


 日本共産党第二十三回大会に外国の党・組織から寄せられたメッセージを、順次紹介します。(国名の五十音順)


アメリカ共産党

 親愛な同志のみなさん

 アメリカ共産党は、日本共産党第二十三回大会にあたり、熱烈な兄弟的あいさつを送ります。

 私たちは、日本共産党を、平和、公正、平等、そして社会主義をめざす世界の労働者階級と人民の運動における指導的勢力としてたたえています。とりわけ私たちは、アメリカ帝国主義の支配に反対するあなたがたの原則的闘争を評価しています。

 私たちはあなた方とともに、ブッシュ政権の先制的侵略政策や、国際問題に対処する際の単独行動主義政策、全地球の政治的、経済的支配を確立するために核兵器庫を振り回す政策への反対闘争に深く関与しています。

 私たちはあなた方とともに、米軍基地を日本や他のすべての国から撤去させることを求めています。

 私たちはあなた方とともに、核兵器を全世界で確実に撤去する国際的キャンペーンをすすめています。

 私たちは、あなた方とともに、エノラ・ゲイ機の展示によって核兵器の使用を美化するスミソニアン博物館を非難します。この博物館は、都市住民への犯罪的な核爆撃の結果として、広島、長崎の数十万の人々を殺害し、被害を与えたことには沈黙しているのです。

 私たちは、貴党の第二十三回大会に出席する機会をもったことを重視し、これをわれわれ両党の兄弟的関係を強化する重要なステップだと考えています。

 大会の重要な任務が大きく成功するよう希望するものです。

 あたたかい同志的なあいさつをもって

 アメリカ共産党全国委員会

民主主義と社会主義のための連絡委員会(米国)

 同志のみなさん

 民主主義と社会主義のための連絡委員会(CCDS)全国執行委員会は日本共産党大会の指導部および代議員のみなさんに熱烈なあいさつを送ります。

 あなたがたの大会は世界人民にとって重大な時期に開かれます。米国の歴史でもっとも反動的で好戦的な政権は、一九四五年に日本国民にたいして使ったものよりはるかに危険な武器で地球全体を脅かしています。

 民主主義と社会主義のための連絡委員会のメンバーは、ことし十一月の選挙でブッシュ政権を打倒するために全力をあげています。平和と正義をめざす組織、労働組合、宗教、女性、高齢者、青年などの諸組織は、ブッシュ政権がすすめているイラクに対する野蛮な占領と、国内での反労働者階級的政策に、かつてない情熱を燃やして抗議行動に立ち上がっています。

 私たちは、昨年二月に「世界は戦争に反対する」と全地球的規模で何百万という人々が生き生きと示した、かつてない国際連帯によって励まされています。

 民主主義と社会主義のための連絡委員会は、米軍基地撤去をめざす日本国民のたたかいに連帯します。私たちは、日本と朝鮮民主主義人民共和国の脅威と不安定化をもたらしている米国の軍事的プレゼンスをいますぐ完全に除去することを支持します。

 私たちは、共産主義・社会主義組織間の組織問題、兄弟的関係の問題に関する日本共産党の原則的立場を断固として支持します。あなたがたの討論が大きく成功するよう希望し、また、私たちの兄弟的関係が続くことを期待します。

 連帯のあいさつをもって

 民主主義と社会主義のための連絡委員会全国執行委員会(米国)

インド共産党

 親愛な同志のみなさん

 日本共産党第二十三回大会にあたり、インド共産党を代表して熱烈な革命的あいさつを送ります。

 日本共産党は帝国主義や封建勢力、独占ブルジョアジーとの長期にわたる輝かしい闘争の歴史をもっています。日本共産党はつねに労働者大衆の利益を高く掲げてあらゆる形態の搾取に反対し、国民の生活を擁護してきました。

 日本共産党は、日本の主権や安全のみならずアジア・太平洋地域の安全と平和にも脅威となっている過酷な日米安保条約に対して一貫してたたかってきました。日本の軍事要員を他国での作戦のために派遣することにつねに反対してきました。最近では、明確な憲法違反であるイラクへの部隊派遣に対して断固とした闘争をおこないました。

 日本共産党がすべての核兵器と核実験に全面的に反対していることは、アメリカがおこなった核による大量虐殺の犠牲となった日本国民の意思と願いを体現しています。日本の未来に対して明確な展望をもっています。日本共産党はアジア諸国間の友好関係改善のために再三にわたってイニシアチブを発揮し、アジアと世界の平和に重要な貢献をしてきました。対米従属から日本を救う日本共産党のたたかいは称賛にあたいするものであり、われわれはそれを高く評価しております。

 こうしたすべての努力によって、最近の総選挙で一時的に後退したとはいえ、日本共産党は自民党政権やそれに続く歴代政権に代表される反動的独占権力の支配に真にとって代わる存在として浮上します。党建設と選挙での新たな前進に向けたみなさんの一貫した粘り強い努力をわれわれは高く評価しています。

 同志のみなさん

 インドでは、いわゆる「二大政党制」を確立するために、ブルジョアジーの陣営が執念を持った策動をおこなってきました。これはインドを資本主義体制にとって安泰な国にし、左翼からの挑戦を退けるための方法です。

 今や同様の努力が独占ブルジョアジーの陣営によって日本でもなされています。しかし日本共産党がそうした策動を必ず打ち破り、それを切り抜けるものとわれわれは確信しております。

 親愛な同志のみなさん、進歩と民主主義、平和、社会主義をめざすたたかいにおいてみなさんの党があらたな成功を収められることを願います。

 共産主義者のあいさつをもって

 A.B.バルダン インド共産党書記長

キューバ共産党

 日本共産党第二十三回大会開催にあたり、キューバ共産党とキューバ国民から熱烈なあいさつを送ります。

 あなたがたの大会は、今後の世界にとって決定的な時期に開かれます。アメリカ政府は世界に覇権を押しつけようとし、新しい市場を獲得するための戦争をおこない、国際法の最も神聖な原則を踏みにじり、国連を無視し、イラク戦争に反対する世界の諸国民の声に耳を貸さず、同盟国に対し帝国主義的政策に従うよう圧力をかけています。

 他方、キューバは独立と主権に対する直接的な脅迫にもかかわらず、国民の生活水準を向上させるために、とくに保健医療と教育を中心とする新しい社会的プロジェクトを引き続き進めています。同時に、微力ながらも他の諸国民への連帯的支援もおこなっています。

 われわれは、あなたがたが複雑な条件のもとで、断固とした不屈のたたかいを進めていることを知っています。この大会と大会決議の実践は、よりよい世界をつくるために努力するという目的をさらに強めるであろうと確信します。

 両党間、両国民間に存在する緊密な友好協力関係を引き続き発展させ強めていきたいというキューバ共産党の強い決意を重ねてお伝えします。

 キューバ共産党中央委員会

スウェーデン左翼党

 親愛な同志のみなさん

 私たちは日本共産党大会の成功を願い、日本および国際政治での貴党の政治闘争に連帯を表明します。党綱領の改定は、党に大きな変化をもたらす重要かつ壮大な事業であり、討議と多くの労力を要求するものです。この重大な課題について、実り多い、積極果敢な討論が展開されるよう願っております。国際政治の分野で、私たちは米国が唯一の超大国として世界の警察と裁判官として振る舞うという新しい世界秩序を目のあたりにしています。米国によるイラクの不法な占領、イスラエルによるパレスチナの野蛮な占領、米国によるコロンビアに対する内政干渉、米国のごう慢な世界支配、などがこの新しい世界秩序をつくりあげています。

 世界の左翼政党の課題は、もう一つの世界が可能であることを明らかにし、新保守主義的世界資本主義に反対するわれわれの政治的運動を統一することです。

 以上をもって、私たちスウェーデン左翼党は、日本共産党大会の大きな成功を願うものです。

 連帯の気持ちをこめて

 スウェーデン左翼党指導部

チェコ・モラビア共産党

 同志のみなさん

 あなたがたに、チェコ共和国の十二万の同志の心からのあいさつと、わが国の議会の第三の党からの同志的なあいさつを申し上げます。あなたがたの大会の成功を願っています。

 私たちは、この大会がアメリカの支配の押しつけとNATO(北大西洋条約機構)の新たな介入、干渉に反対して独立、民主の日本を実現するたたかいと国民生活を守るたたかいを発展させるために成功することを祈っています。

 わが党は、日本共産党との兄弟的かつ同志的な関係を重視しています。これは、あなたがたが世界資本主義の中心のひとつである日本で、労働者の権利と社会正義の擁護および社会主義の実現のたたかいの先頭に立っているからです。

 わが党は、反共主義に反対するたたかいの先頭に立ち、チェコ共和国が一九八九年十一月の暴動と資本主義の復活から十三年の間に経験している、経済的、社会的、政治的危機を解決する計画と提案の実現のために活動しています。

 私たちの提案には、経済の基幹部門の適度な国有化と近代的な大規模農業の発展が含まれています。

 わが党は、チェコ共和国のNATOへの加入、ユーゴスラビア、アフガニスタン、イラクへの侵略戦争に強く反対しました。いわゆる対テロ戦争はアメリカの覇権追求の隠れみのにすぎません。私たちは、主権国家を「悪の枢軸」と名指しして攻撃するアメリカの無責任なたくらみを強く非難します。また、社会主義で自由なキューバに対するアメリカの侵略的政策と挑発も強く非難します。さらに、パレスチナの土地へのイスラエルの占領に反対し、国連決議二四二号、三三八号の履行を強く要求します。

 一九九九年十二月のわが党の第五回大会は、わが国のNATOでの活動をまず停止し、続いて脱退する方針を承認しました。ヨーロッパの統合の動きを支持しつつも、大会では現在の形でのEU加入には反対を宣言しました。

 二〇〇二年六月の議会選挙では、わが党は議席占有率を一九九八年の11%から17・5%に前進させました。明らかにわが国の社会主義は深く根付いており、一部の勢力が主張しているにもかかわらず、破壊されることはありえません。

 もう一度あなたがたの生活における、また党の平和、民主主義、社会主義のたたかいにおける成功を願うものです。

 日本共産党万歳!

 社会主義万歳!

 国際連帯万歳!

 チェコ・モラビア共産党国際関係部長 H・シャルホ

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