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2021年9月18日(土)

臨時国会来月4日召集

衆参議運理 野党は十分な審議要求

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(写真)衆院議運委理事会=17日、国会内

 加藤勝信官房長官は17日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、新首相を指名するための臨時国会を10月4日に召集する方針を伝えました。

 伝達に先立って衆院議運委理事会で野党側は、憲法53条に基づく臨時国会の召集を求めてきたことに対する回答を要求。臨時国会は首相指名だけでなく、代表質問や予算委員会などで十分な審議時間を確保するよう主張しました。日本共産党の塩川鉄也議員は、「憲法53条に基づく臨時国会召集を拒否したままであり、憲法違反の政治そのものが問われていると抗議する。総選挙に向けて有権者に争点を示す審議の場を設けるべきだ」と強調しました。

 政府・与党側は野党の要求に回答しなかったため、理事会は休憩。野党は国対委員長会談を開き、自民党に対し、「臨時国会で可能な限り審議時間をとり、新内閣の所信に対する質疑を確約する」よう要求することで一致。立憲民主党の安住淳国対委員長が申し入れたのに対し、自民党の森山裕国対委員長は「申し入れの重さを受け止めて、党として対処したい」と回答しました。

 再開された衆院議運委理事会で、自民党理事は「与野党国対委員長会談でのやりとりは受け止めている」との認識を示しました。


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