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2021年9月17日(金)

暴行脅迫要件 改正を

法相 性犯罪規定の整備諮問

法制審総会に

 上川陽子法相は16日、刑法の性犯罪規定の法改正を同日開催の法制審議会(法相の諮問機関)の総会に諮問しました。

 諮問は「近年における性犯罪の実情等に鑑み、この種の犯罪に適切に対処するため、所要の法整備を早急に行う必要がある」と指摘。「相手方の意思に反する性交等及びわいせつな行為」に対する「被害の実態に応じた適切な処罰」の確保のため、現行法の強制性交・準強制性交等罪の「暴行」「脅迫」「心神喪失」「抗拒不能」の「要件の改正」や、13歳の「性交同意年齢」の引き上げなど、5月の法務省の有識者検討会で取りまとめられた論点の10項目を掲げました。

 今後、「刑事法(性犯罪関係)部会」で議論されます。部会の委員などについては法制審総会の会長一任となりました。

 また、総会では、性犯罪被害者の氏名など個人情報を起訴状や逮捕状などで秘匿(ひとく)できるようにする刑事訴訟法などの法改正についての諮問(5月)に対し、賛成の答申を行いました。


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