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2021年9月16日(木)

政権交代へ経験交流

全国革新懇が事務室長会議

穀田氏が報告

 平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)は14日、オンラインで都道府県革新懇事務室(局)長会議を開きました。43都道府県から参加し、4野党と市民連合が共通政策に合意したことをうけ、総選挙での勝利と政権交代にむけた各地の革新懇の取り組みを交流しました。

 今の政治状況や総選挙の意義を報告した日本共産党の穀田恵二国対委員長は「菅首相の政権投げ出しは、国民の怒りが追いつめた結果だ。確信をもとう」と呼びかけ。自民党総裁選の候補は安倍・菅政治の共同責任者で、「誰が総裁になっても変わらない」と批判しました。

 穀田氏は、総選挙の意義を(1)コロナ禍の下で命がかかった選挙(2)安倍・菅政治の総決算とチェンジを図る選挙(3)政権交代に挑戦する選挙―と述べ、「日米支配勢力からの激しい逆流を打ち破ることなしに(政権交代は)実現できない」と指摘。革新懇の各地の草の根活動の重要性を訴え、革新懇運動が「政権奪取をめざす今も、政権をとった以後も重要な役割を果たす」と述べました。

 全国革新懇代表世話人の小田川義和氏が、総選挙勝利に向けた取り組みを報告。共闘の到達点や野党連合政権の必要性を革新懇に参加する市民・団体に伝えることや、各地の「市民連合」との連携強化、無党派層に接近するキャンペーンの具体化、総選挙の取り組みを伝えるニュースの発行、比例の重視、革新三目標をめざす勢力の躍進、総選挙を通じた革新懇の組織づくりなどを提起しました。

 香川県革新懇の泉敏裕さんは、総選挙で「共同をさらに発展させ、四国ブロックの過半数の議席を野党が獲得しようと議論している」と発言。ジェンダー平等が大きな世論となっているとして「女性の議席ゼロを克服する党派を超えた取り組みが広がっている」と語りました。

 千葉県革新懇の柴田英二事務局長は、4日の総会での渡辺治一橋大名誉教授の記念講演が最高の視聴者数となったことを報告。「いよいよ総選挙という中で、市民と野党の共闘に高い関心が寄せられている」「さらに、8日の4野党と市民連合の政策合意もあって期待と元気が高まってきている」と述べました。


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