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2021年9月9日(木)

一刻を争い全党員のものに、あらゆる活動を一気に加速させよう

3中総 志位委員長が結語

 8日に日本共産党本部で開かれた第3回中央委員会総会で、志位和夫委員長が討論の結語を行いました。志位氏は、総会が「さあ選挙だ。何としても躍進を勝ち取ろう」と沸き立つような決意にみなぎるものだったと述べ、「一刻を争って3中総の内容を全党員のものとし、日本共産党躍進を勝ち取るために、あらゆる活動を一気に加速させよう」と呼びかけました。

 志位氏は「菅首相の政権投げ出しを契機に情勢の激動が起こっている。打って出ると自公政権への怒り、共産党への期待がどんどん寄せられる。そのことが発言で生き生きと語られた総会でした」と強調しました。菅首相の政権投げ出しは、国民の怒りの声で自公政治を大きく一歩追い詰めたものだとして、3中総が、そこに確信を持ち、先手必勝の構えを確立し、攻めに攻めようという立場で開かれたものであると述べ、「この構えで国民のなかに打って出よう」と呼びかけました。

 志位氏は、総選挙の意義((1)国民の命がかかった選挙(2)コロナの体験を踏まえ新しい日本をつくる選挙(3)党の歴史で初めて政権交代―新しい政権の実現に挑戦する選挙)にふれ、「これは、ごく短い言葉でどんなに大切な選挙かを国民に訴える上で大切な整理です」と強調しました。

 「特に、政権交代と新しい政権への挑戦は、わが党の99年の歴史でも、かつて経験したことのない未知の領域への挑戦のたたかいであり、やったことのない新しいたたかいです。だからこそやりがいのあるたたかいです」と力説。「私自身、強い緊張感とともに、心躍る思いがします。これまでの延長線上でなく、新しい創意と開拓の選挙にしていこう」と力を込めました。

 政治論戦の基本について、とりわけ、暮らしと平和の問題と並んで、気候危機とジェンダー平等を大争点に位置付けたことが、討論でも感想でも積極的に受け止められたと紹介し、「これまで私たちの声が届かなかった広大な若者も含めて、多くの人々の心に響く訴えになると確信します。大いに新しい開拓の選挙にしていくために力を尽くしましょう」と訴えました。

 志位氏は、市民連合と野党4党が同日、野党共通政策で合意したことが全党で大歓迎されていることを報告しました。「共通政策は、6年間の共闘の前進が刻まれたものになっています」と述べた志位氏は、「共闘をここまで前進させたのは市民連合の尽力、他の野党の決断とともに、全国で日本共産党が共闘の前進のために、ぶれずに、誠実に、頑張り続けたからです。そして、日本共産党自身の躍進の流れをつくるために力を尽くしてきたからです」と強調しました。

 志位氏は、総会では、各地から「必勝大作戦」を掛け値なしにやり抜く高い決意が語られたことを紹介。全党の奮闘でつくった到達点を深い確信にして目標達成に突き進むことを改めて呼びかけるとともに、「比例を軸に」を、過去のどの選挙にもなかった位置づけでつらぬこうと訴えました。

 この中で、「比例の票を増やすと、こういうすばらしい政治家が国会に送れると、候補者の魅力も大いに語っていこう」と語りました。

 その上で、公示日までに「必勝大作戦」をやり抜く意義を強調。「期日前に多くが投票するとともに、初めて本格的に共闘でたたかう選挙です。やったことのない活動ですが、開拓者の精神で挑戦し、やり抜きましょう」と呼びかけました。


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