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2021年9月3日(金)

「退避」経緯の詳細説明

野党ヒアリング アフガン自衛隊派遣で

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(写真)野党合同国会「アフガン退避状況ヒアリング」。右端は井上哲士参院議員=2日、国会内

 アフガニスタンからの「邦人等退避」のための自衛隊派遣の経緯に関し、野党各党は2日、国会内で外務省、防衛省からヒアリングを行いました。

 外務省の説明によれば、タリバンが支配地域を急速に拡大した8月初旬から邦人や大使館、JICA(国際協力機構)の現地スタッフとその家族数百人の退避の検討を開始。18日をめどとした民間チャーター機による退避計画を14日にまとめましたが、15日に首都カブールが陥落。他国軍機による大使館職員の先行退避を余儀なくされました。その後、24日に一部職員がカブールに戻りました。

 カブール国際空港での民間機の飛行が全て停止したため、政府は20日から自衛隊機による輸送を検討し、23日に派遣を決定。25日未明からC2、C130輸送機が拠点国とカブールを往復し、26日には米国の要請をうけたアフガン人14人を輸送しました。

 一方、現地スタッフをめぐっては、26日に現地米軍とタリバンの間で合意がまとまり、27台のバスで邦人や現地職員等を乗せ空港に移動する計画でした。ところが直前になってカブール空港付近で自爆テロが発生。中断を余儀なくされました。

 27日、カタール政府を通じて「非アフガン人」に限り、検問を通過させることでタリバンが合意したとの連絡を受け、邦人1人を輸送。ここで事実上、自衛隊の活動は終了し、31日に撤収命令が出されました。

 ヒアリングでは外務省側が「米国すら予想しなかったスピードでカブールが陥落した」と発言しました。当初の米国の退避期限は5月であり、各国はもっと早い段階から退避を始めていることもあり、野党からは「米国の情報に頼りすぎだ」との指摘が出ました。

 日本共産党から本村伸子衆院議員、井上哲士参院議員が出席しました。


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