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2021年9月2日(木)

国会召集拒否は憲法違反

野党国対 厳しく抗議

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(写真)会談後記者会見する野党各党の国対委員長ら=1日、国会内

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は1日、国会内で会談し、野党が憲法53条に基づいて要求している臨時国会召集を政府・与党が拒否したことに対し、「憲法違反であり、国会を冒涜(ぼうとく)するもので許されない」と厳しく抗議しました。自民党の森山裕国対委員長が31日、「野党の要求に応じて臨時国会を開く考えはない」と回答していました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「自民党は新型コロナウイルスで大変な状態になっている国民に背を向け、内輪のことを必死でやっている。与党としての統治能力そのものが疑われる」と批判。日本共産党の穀田恵二国対委員長は「憲法53条に基づく臨時国会召集要求に応じないのは憲法違反だ。政府・与党には、医療体制の逼迫(ひっぱく)や暮らしと営業の困難による国民の窮状が眼中になく、政治を機能させる気がない。国民の命を守るうえでも政権交代が必要だ」と述べました。

 また、野党国対委員長は、政府・与党が国民の窮状に背を向け党内闘争に明け暮れているもと、野党は「国会議員の職責を果たす」として、「野党合同国会」(ヒアリング)を開き、コロナ対策など喫緊の課題について政府をただしていくことを決めました。


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