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2021年9月1日(水)

同性カップル認める制度

三重県がきょう開始

 三重県は1日から、同性カップルなどを公的に認める「県パートナーシップ宣誓制度」を開始します。4月に施行された「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」の趣旨に基づくもの。性的少数者が地域で人生を共にしたい人と安心して暮らすことができる環境づくりに向け導入されました。

 利用できるのは、一方または双方が性的少数者の成年のカップル。宣誓を希望するカップルは1週間前までに県のダイバーシティ社会推進課に連絡し、宣誓の日時を決め、必要書類を提出すると、県が2人に宣誓書受領書を交付します。通称での宣誓も可能。公正証書を提出したカップルには「公正証書等受領証」が交付されます。

 県と17市町の公営住宅への入居申し込みや、医療機関での面会の際などに利用できるほか、金融機関の住宅ローンで配偶者の定義にパートナーを含めることや生命保険の受取人にパートナーを指定することができます。

 日本共産党の山本りか県議は「必要ないという自民議員との攻防の中で条例には書き込まれなかったが、制度として発足し、公正証書のひな型も作って公正証書提出を助けるなど丁寧なものとなり、ジェンダー平等へと進んだことはうれしい」と話しています。


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