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2021年8月31日(火)

私と日本共産党 衆院比例予定候補は語る

南関東(定数22) 志位和夫予定候補(67)

劣化した政権は退場を

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党幹部会委員長、衆院議員(9期)

 28年間、衆院議員を務めて痛感することの一つは、政権党の政治的劣化です。

 1993年に旧千葉1区から国会に送っていただき、橋本龍太郎首相(当時)と論戦したさい、橋本さんが私のどんな質問にも、大臣や官僚まかせにせず、自分で答弁席に立ち、正面から答えてきた姿が忘れられません。当時、私は、当選1回目で、ずいぶんと強引な質問もしたものでしたが、それでも、かみ合わせた答弁を返してくるのです。政治的立場が全く異なっても、お互いにすがすがしいものを感じたものでした。

 今ではどうでしょう。とくに安倍・菅政権になって、こうした質疑は望めなくなりました。ごまかし、すりかえ、答弁拒否。まともな議論がなりたちません。

 でも、「歴史は進む」ということも実感しています。それは日本共産党をとりまく政治状況の変化です。

 90年代、2000年代を通じて、「共産党を除く」という壁が、私たちの目の前に立ちふさがっていました。「自民か、非自民か」「自民か、民主か」といった、日本共産党を「かやの外」においた「対決構図」が無理やりつくられ、国政選挙でも、なかなかつらいたたかいが続きました。

 この状況は一変しました。とくにこの6年間、市民と野党の共闘が、曲折を経ながら前進し、共闘をつうじて、私たちは多くの新しい友人を得てきました。党の99年の歴史でもかつてない共闘の時代を切りひらきつつあるのです。

 劣化著しい政権党には退場を。日本共産党の躍進と共闘の力で新しい政治を。いよいよ勝負の時。全力をつくす決意です。


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