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2021年8月28日(土)

比例ブロックの様相

北陸信越(定数11) 藤野さんの議席必ず

「原発なくせ」に共感

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(写真)街頭でアピールする(左から)かねもと、藤野、たいらの各氏ら=新潟県長岡市

 北陸信越5県の日本共産党と後援会は、現職の藤野やすふみ氏の議席絶対確保、そして初めての2議席挑戦へ「心一つに」と藤野議員、たいらあやこ予定候補(新潟2区重複)、かねもと幸枝予定候補(福井1区重複)とともに奮闘しています。

取り組み一丸

 定数11の北陸信越ブロックで、共産党は49万2000票以上の比例票獲得をめざします。前回(2017年)、藤野議員は10位で当選。次点と約3万8000票差で、1支部ごとの得票が30票不足していれば、議席を落としていました。

 ブロックの比例議席は与党6(自民5、公明1)、野党5(立民4、共産1)。菅政権の支持率降下を背景に自民党は危機感を強め、ポスターや音の宣伝を強化しています。維新を含め、小選挙区に候補者を立てる各党は比例復活を視野に、比例票の掘り起こしに躍起です。

 北陸信越ブロックの共産党はこの夏、5県の支部・後援会が一丸となる取り組みを進め、成果を収めてきました。

 7月24、25の両日、比例予定候補3人が5県9カ所を駆けるキャラバン宣伝には、配信視聴の約100人を含め約1300人が参加。「総選挙で政権交代を果たし、比例で党の大波を」と呼びかける3氏の訴えは「原発をなくすため、3人に国会で活躍してほしい」(長野市の女性)など、聴衆の共感を広げました。

 初の試みであるオンラインでの「党と後援会の交流決起集会」(8月8日)は目標(600人)を上回る634人が参加。参加者は「訪問活動で『コロナで菅政権のひどさが分かった』との声が寄せられた」(富山県)など取り組みを交流しました。

 コロナ禍で国民の命とくらしを守る藤野議員、5県の党の奮闘で「共闘の勝利と党躍進の条件と可能性を切り開いている」(鮎沢聡・ブロック責任者・党長野県委員長)ことに、党と後援会は確信を深めています。

原発集中の地

 北陸信越は、日本の原発の4割が集中し、福井の老朽原発を含め再稼働が狙われています。14年に初当選し、初質問で原発問題を取り上げた藤野議員。原発関連の質問が合計50回に上り、全国会議員の中でトップです。今年2月には、経産省幹部が昨年80回も新潟県入りし、柏崎刈羽原発再稼働を地ならししてきたと告発。批判世論が広がり、再稼働計画は頓挫しました。

 衆院法務委員を務める藤野氏は、今年の通常国会で成立が狙われた入管法改定案が、外国人の人権侵害を深刻化させるものだと追及。政府・与党は5月に同法改定案の成立を断念。昨年の検察庁法改定案廃案に続いて国民世論と結びつき、悪法阻止の国会論戦の先頭に立つ藤野議員の「宝の議席」の値打ちが際立っています。

 間近に迫る総選挙に向け、5県の党は「二つの目標」を8月末までにやり切ろうと決意。「折り入って作戦」を重視し、支持拡大の担い手を増やすことに踏み出しています。

 つどいや音の宣伝の強化などを確認した党農業・農民後援会のオンライン決起集会(8月20日)を皮切りに、女性や労働者など分野別後援会の集会開催をめざしています。


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