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2021年8月14日(土)

自宅等で死亡567人

コロナ感染 昨年3月~先月

 自宅や高齢者施設などで死亡し、全国の警察が事件性の有無などを確認するために取り扱った事案のうち、新型コロナウイルスの感染が確認された事例が7月は31人で、昨年3月以降で計567人となったことが警察庁のまとめで分かりました。日本共産党の田村智子参院議員事務所の問い合わせに12日、同庁が回答しました。

 7月の31人は、都道府県別で、多い順に東京都が13人、神奈川県が7人、埼玉県が4人などとなっています。年代別では50代が9人と最も多く、40代、60代が各5人、80代が4人、30代と90代が各3人、20代と70代が各1人となっています。性別は男性22人、女性9人でした。

 コロナ在宅死に関しては、他に厚生労働省が、今年1月1日から6月30日までの半年間に感染の発生届が出され、自宅で亡くなった人が全国で84人と集計しています。

 東京都は、昨年12月から8月12日までに自宅や高齢者施設での療養中に亡くなった人が48人としています。

 第5波の感染拡大が続くなか、8月に入ってからすでに3人が自宅等で亡くなったといい、そのうちの1人は基礎疾患のない1人暮らしの30代の男性だったといいます。自宅療養では、埼玉県でも7月29日に60代の女性が死亡。神奈川県でも8月10日に亡くなった事例が報告されています。

 全国の自宅療養者は4日時点で約4万5300人と、4週間前(7月7日時点)の約4千人から10倍以上に急増。入院など療養先調整中の人の数も約1万7200人に膨れ上がっています。

 感染爆発で医療が逼迫(ひっぱく)し、政府が入院制限を打ち出すなか、今後、自宅療養中に亡くなる人が増加する恐れがあります。


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