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2021年8月12日(木)

総選挙

野党は政策協議を

「つなぐ会」が申し入れ

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(写真)「市民と野党をつなぐ会@東京」の鈴木国夫代表(左から2人目)らから次期総選挙への要望書を受け取る穀田恵二国対委員長(中央)=10日、国会内

 「市民と野党をつなぐ会@東京」は10日、総選挙の共通政策づくりに向けて野党間での協議を開始するよう求めて、国会内で日本共産党、立憲民主党にそれぞれ申し入れました。日本共産党から穀田恵二対委員長が、要望書とその趣旨に賛同する421人分の署名を受け取りました。同会は今後、国民民主党、社民党、れいわ新選組にも申し入れをする予定です。

 要望書は、いま議員と政党に求められていることは「全ての人々のために、小異を残して大同につき、政権をとること」と強調。共闘は「安保法制廃止、立憲主義回復を原点」に「相手をリスペクトし、力を合わせて政権を代えることが大切」として、(1)どのような社会を目指すのか野党間で話し合い、希望を見せる(2)共通政策づくりの協議を進める(3)早期に予定統一候補者を発表する(4)政権交代後に政策遂行できる体制を築く―ことを要望しています。

 鈴木国夫共同代表は「市民は立場の違いを超えて政権交代のために行動している。市民と野党の共闘で新しい政治をつくりたい」と述べ、都内の各市民連合から「早く総選挙の行動にとりくめるようにしてほしい」との意見が出されていることを紹介しました。

 穀田氏は「みなさんの活動に心から敬意を表する」と応じ、市民と野党の共闘を通じて、4月の3国政選挙の勝利に言及し、「党首会談で合意したように、総選挙にむけた協力のための協議を早期に開始できるようにしたい」と述べました。

 また、「2015年の安保法制反対のたたかいから生まれた『野党は共闘』『市民は共闘』という声に押され、私たちは野党共闘に踏み出した。今度は、政治を変え、政権をとる共闘にしたい。同時に政権を獲得した場合も、市民運動、草の根の運動による支え・励まし・批判がなければ政権はもたない。草の根の運動は、日本の民主主義を支えていく大きな力だ。市民と野党の共闘で政権交代を実現したい」と語りました。


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