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2021年7月31日(土)

原水爆禁止2021年世界大会

各界からメッセージ

 原水爆禁止2021年世界大会には30日までに、オーストリアのアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領、ベトナムのグエン・スアン・フック大統領、赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー総裁からメッセージが寄せられました。

 オーストリア大統領は、被爆76年の今こそ、核兵器は適切な安全保障の手段であるという誤った概念を捨てようと訴え。「核兵器禁止条約によって重要な一歩がしるされ、核兵器を禁止する法的規範が確立された」とのべ、「被爆者やみなさんの核兵器廃絶のたたかいの成果であり、最初の具体的な一歩だ」と強調しています。

 ベトナム大統領は、核兵器に一貫して反対し、禁止条約に最初に署名、批准したとのべ、禁止条約発効をうれしく思うと表明。「核兵器のない平和で安全で安定した、開発と繁栄を享受する世界の実現のために、みなさんと手を取り合って活動を続ける」としています。

 ICRC総裁は、コロナの世界的流行による公衆衛生上の緊急事態を核兵器が使用された場合に置き換えれば、医療システムや人道支援が機能する見込みは薄いと指摘。禁止条約発効は画期的な出来事であり、被ばく者の証言と体験、人々のたゆまぬ努力があってこそ歴史的瞬間を迎えられたとしています。


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