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2021年7月18日(日)

多くの人が亡くなるなか なぜ五輪

札幌 マラソンコースで訴え

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(写真)注目を集めた「五輪中止ウオーク」=17日、札幌市

 32度と真夏日を記録した17日、札幌市大通公園に若者らが次々集まり、「オリンピックの中止を求める誰でもサイレントウオーク」を行いました。

 市内の女性2人がツイッターなどSNSで呼びかけた菅政権や東京五輪・パラリンピック組織委員会への抗議。参加者30人が午前8時半にスタートし、「オリンピックの中止を求めます」ののぼりや、「五輪反対、早く日常にして」と書いた手作りのボードを掲げ、8月7、8日に計画されているマラソンコース約20キロを歩いて、アピールしました。行進を見つめる男性や観光客が相次ぎました。

 「ウオーク」を呼びかけた26歳の女性は「呼びかけに集まってくれ、中止の思いが伝わってきます」と元気いっぱい。「命が軽視されているのが一番頭にきます。コロナで多くの人が亡くなっているなかで、なぜ五輪なのか。政府が国民を見捨てても、私たちは見捨てるわけにいかない」と訴えました。

 「守ろう命・守ろう日常」のボードを手にした介護労働者の女性(23)はデモ初参加です。「感染の不安を抱え、毎日必死に働いている私たちのことを忘れないでほしい。いまからでも五輪は中止し、国民の命を守るよう力を集中すべきです」と話しました。

 マラソンで、札幌市民の憩いの場の大通公園や赤れんが庁舎(旧道庁)前広場への立ち入りを禁止します。


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