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2021年7月17日(土)

国民の意識は競技より「宣言」

五輪めぐり米紙

 【ワシントン=島田峰隆】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は15日、「近づく東京オリンピック。新型コロナ感染は増加中。日本の戦略は正しかったのか?」と題する記事を掲載しました。記事は「日本国民の多くは競技や金メダルの数よりも東京が4度目の緊急事態宣言下にあることについて考えをめぐらせている」と強調しました。

 記事は、日本政府が検査数の抑制を正当化したことや「Go To トラベル」キャンペーンを推進したことなどを指摘。「失敗の責任は政治指導者の無策や一貫しない政策にある」という上智大学の中野晃一教授のコメントを紹介しています。

 記事は、ここにきて感染者数が増え、ワクチン接種も滞っている状態に言及。「日本は自らの決定が正しいものだと擁護しようと四苦八苦し、土壇場で方針を転換し、外国選手や自国民に対する厳しい規制を伴う無観客開催を推進している」と指摘しました。


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