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2021年7月13日(火)

自民党と一騎打ち、市民と野党心一つに ながせ予定候補の勝利必ず

長野4区オンライン演説会 小池氏訴え

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(写真)(上)長野4区オンライン演説会で訴える小池晃書記局長(下)訴える、ながせ由希子衆院長野4区予定候補

 日本共産党の小池晃書記局長は11日、衆院長野4区(諏訪市、塩尻市など)のオンライン演説会で、きたる総選挙での日本共産党の、ながせ由希子予定候補の必勝に向けて演説し、「自民党と一騎打ち。市民連合の皆さんと県内野党が心一つにがんばれば、勝利の道は必ず開ける」と熱く訴えました。「『比例は共産党』と広げに広げ、藤野やすふみ衆院議員の宝の議席を何としても守り抜こう」と呼びかけました。

 小池氏は、4月の参院補選で自民党を倒して羽田次郎氏を当選させたことも記憶に新しいと述べ、同氏の得票が4区で自民党を7668票上回り、「6日付の『信濃毎日』もながせ氏と自民党が『競り合い』と報じている」と指摘しました。

 小池氏は、ながせ氏が2017年総選挙と19年参院選で野党共闘実現のために立候補を取り下げたと述べ、「今回は満を持しての挑戦だ」と強調。「ながせさんは岐阜県境の南木曽(なぎそ)町から山梨県境の富士見町まで広い地域をフットワーク軽く行動し、地域の声を聞き、励ます先頭に立っている」と述べ、コロナ禍のもとで病院や観光協会、自営業者などの切実な実態を聞き取り、13自治体の市町村長と懇談してきたと紹介しました。小池氏は「林百郎さん、木島日出夫さんを国会に送り出してきた、進歩と革新の伝統が脈々と息づくこの地域で、共産党のながせさんを市民と野党の代表として国会に送ろう」と語りました。

 小池氏は、12日に東京都に4度目の緊急事態宣言の発令となる中でのオリンピック開催強行を厳しく批判。西村康稔経済再生担当相が自粛要請などに協力しない飲食店について金融機関に対応を求めたことに批判が噴出し、1日で発言撤回となった問題について、「発言は金を貸すなと圧力をかけようとしたものだ。菅政権の強権政治を象徴するようなやり方だ」と糾弾し、「五輪より命が大事だ。今ならまだ引き返せる」と述べて五輪中止とコロナ対策への力の集中を訴えました。

 小池氏は、東京都議選で共産党が立憲民主党と候補者の一本化を行い、多くの選挙区で自民党に打ち勝って当選し、野党共闘の力を証明したと述べ、「総選挙でも全国で共闘を実らせ、菅政権を倒し、野党連合政権を実現しよう。野党共闘の先進地の長野から政権交代ののろしを上げよう」と呼びかけました。

 ながせ氏は、病床削減や高齢者医療2倍化などの悪法を通した菅政権を批判。「総選挙で審判を下して医療破壊の悪法を廃止し、医療・社会保障に手厚い社会に変えるため全力を尽くします」と表明しました。

 オンライン演説会当日は4区内の40カ所で視聴会が開かれ、560人が参加。岡谷市の視聴会に参加した80代の女性は「保健所が統合して職場から遠くなり、とても不便になった。くらしに欠かせない施設をなくしていく政治を変えたい」と語りました。


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