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2021年7月11日(日)

辺野古リポート

2裁判官の反対大きい

●7月6日 サンゴ訴訟で2裁判官が反対

 辺野古新基地建設に伴うサンゴ移植について、農水相が沖縄県に採捕許可を出すよう指示したことは違法だとして、県が指示取り消しを求めた訴訟で、最高裁は県の訴えを棄却する判決を出しました。判決では、5人中2人の裁判官が反対意見を述べました。

 ヘリ基地反対協議会の仲本興真事務局長は「2人の裁判官の反対意見の意義は大きい。今後、県は設計変更申請を不承認にし、新たな局面を迎えることになる。県民世論を広げて新基地建設中止を求めるたたかいを発展させたい」と話しました。

●8日 「美謝川付け替え問題」学習会

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(写真)学習会で事務監査請求を呼びかける講師の北上田氏(中央奥)=8日、名護市内

 ヘリ基地反対協議会は、辺野古新基地建設事業の行方を左右する「美謝川付け替え問題」に関する学習会を名護市内で行いました。講師は土木技術者の北上田毅氏で、市民32人が参加しました。

 防衛局は稲嶺進前市政のもとで、美謝川の水路変更工事は市条例に基づき、名護市長の許可(国の場合は協議)が必要としていました。しかし、渡具知武豊市長は今年5月6日、条例の「適用はない」と防衛局に回答しました。

 北上田氏は、これについて、渡具知市政が条例違反の判断で市の財産管理を怠っているとし、事務監査請求で明らかにしようと呼びかけました。


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