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2021年7月8日(木)

党創立99周年の7月 総選挙躍進へのうねりを起こす月に

都議選勝利を確信に、宣伝・対話と結んで党勢拡大の一大飛躍を

7月7日 総選挙闘争本部

 「3回連続の勝利はすごい。本当にうれしい」「共闘効果が鮮明。総選挙への勇気をもらった」――4日に投開票が行われた東京都議会議員選挙の勝利に、東京はもちろん、全国にも喜びと確信が広がっています。

 志位和夫委員長が、翌日新宿西口の街頭演説で述べているように、都議選で2013年、17年に続く“都議選3連勝”をかちとったのは、革新都政時代以来の「半世紀ぶりの歴史的快挙」です(詳報は6日付本紙)。

 大奮闘された東京の支持者、後援会員、党員のみなさん、全国の党と後援会のみなさんに、心から敬意と感謝を申し上げます。

“いざ、総選挙躍進へ”――宣伝・組織活動、党勢拡大で、一気に攻勢をかけよう

 6月2日の常任幹部会の「訴え」は、都議選勝利と総選挙準備という「二つの任務」をやりとげることを提起しました。このうち都議選については、昨年12月の第2回中央委員会総会で掲げた「現有議席を絶対確保し、新たな議席増に挑戦」という目標を見事に達成することができました。

 今度はいよいよ、もう一つの任務――総選挙躍進にむけ、宣伝・組織活動と、党勢拡大で大きな前進・飛躍をつくることに、全党のすべての力を集中し、一気に総選挙躍進への攻勢をかけるときです。

 各紙が「衆院選前、政権に打撃」などと報じたように、都議選の結果は、4月の衆参3選挙の野党完勝に続く菅政権への大打撃となりました。候補者調整と相互支援をおこなった選挙区での野党共闘の成果がはっきりと示され、自民党を追い詰める力となりました。日本共産党が比例で「850万票、15%以上」を獲得し躍進を果たすうえでも、逆流・妨害を乗り越えて市民と野党の共闘を成功させるうえでも、都議選のたたかいが大きな政治的条件をつくりだしたことは明瞭です。わが党が、勝利に必要な宣伝・組織活動をやりぬくならば、党躍進と政権交代を現実のものとすることは十分可能です。

 都議選の歴史的勝利を深い確信にし、いざ、総選挙へ、全党が燃えに燃えて立ち上がろうではありませんか。

8月末までの二つの目標をやり抜く構えを確立し、活動の規模を5倍6倍に

 6月は、全国が都議選勝利に大きな力を注ぎながら、総選挙準備にとりくみましたが、党勢拡大では、残念ながら入党の働きかけが1027人、入党申し込みが189人にとどまり、「赤旗」読者も、日刊紙1323人、日曜版4610人の後退、電子版74人増となりました。

 こうした現状を打開し、総選挙躍進にむけた活動を前進・飛躍させるうえで決定的に重要なのは、6月2日の常任幹部会の「訴え」、9日の闘争本部の「囲み」が提起した、次の二つの目標を、8月末までに掛け値なしにやり抜くことを、党機関から党支部までの固い決意とし、その具体化・実践を行うことです。

 ●大量宣伝と「1千万対話」にとりくみ、得票目標実現に必要な支持拡大を行う。

 ●党員と「しんぶん赤旗」読者で、前回総選挙時の回復・突破をはかる。

 常任幹部会の「訴え」が、8月末という節をつくり、これらの目標をやり抜くことを全党に訴えたのは、何よりも「850万票、15%以上」という総選挙での比例の得票目標を本気で達成しようとすれば、それがどうしても必要だからです。

 この提起を正面から受け止め、「積極的支持者を早くから広げる活動ぬきには勝利できない」「党勢を後退させたまま選挙を迎えるわけにはいかない」と真剣な議論を行い、得票目標実現をめざす本気の構えがつくられた支部や党組織では、宣伝・対話でも、党勢拡大でも勢いが生まれています。同時に、全党的には得票目標決定支部は66・5%、常幹「訴え」の討議・具体化支部は52%にとどまっています。

 そこで、党創立99周年を迎える7月15日の週――遅くとも7月18日(日)までに、(1)すべての支部が支部会議を開き、得票目標・支持拡大目標を決定・確認し、8月末までの支持拡大と党勢拡大の目標達成にむけた活動を具体化すること、(2)すべての支部が入党の働きかけと読者拡大に踏み出し、宣伝・対話とあわせて活動の規模とテンポを5倍6倍に引き上げること――をよびかけます。

 そのためにも、ただちに党機関、自治体・行政区が、連日活動を集約し、行動計画をたてて推進する臨戦態勢に入りましょう。

活動の前進・飛躍をつくるために――いくつかの留意点

 支部の得票目標の決定とその実現にむけた活動を具体化・実践するために、以下の諸点を重視することを訴えます。

 ――6月の常幹「訴え」とともに、5日の志位委員長の街頭演説の視聴・読了を重視し、新たな躍進の条件をとらえて「わが支部の作戦」の具体化をはかりましょう。とくに、職場支部、運動団体党グループ、2中総決定の未討議支部などにねばりづよい援助を尽くしましょう。

 ――都議選の結果に示された、菅政権の無為無策、五輪強行開催、強権と腐敗の政治への深い国民の怒りは、全国どこでも広がっています。いまこそポスター張り出し、声の宣伝にうってでて、街頭で党の風を吹かせましょう。都議選の経験からも、総選挙に向けて支持者台帳や結びつき・マイ名簿など、あらゆる名簿を急いでそろえ、対話・支持拡大の飛躍をつくりだしましょう。感染対策をとりながら、演説会、「集い」を旺盛に計画し、諸課題の推進の結節点として成功させましょう。

 ――党員拡大は、総選挙勝利に向けても自力づくりの根幹であり、すべての支部が新しい党員を迎え、新たな活力を得て選挙をたたかうことは、都議選の痛切な教訓です。演説会・「集い」参加者をはじめ、広く対象者を出し合い、支部で5人、10人と働きかけましょう。今こそ青年・学生、労働者、30代~50代の新しい党員を迎え、民青の拡大に力をあわせましょう。対話・支持拡大と一体に、「赤旗」購読をうったえる対象を思い切って広げ、政権の監視・追及の先頭に立ってきた「赤旗」の値打ち、総選挙躍進への決意を訴えて読者拡大をすすめましょう。

 全党のみなさん。総選挙は9月、10月には必ず行われます。党創立99周年の記念の7月を、総選挙躍進への大きなうねりを起こす月とするために、心一つに奮闘しようではありませんか。


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