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2021年6月10日(木)

悪法抗議

国民投票法改定案 改憲は不要不急

総がかりなど

 通常国会最終盤の9日、改憲のための国民投票法改定案の参院憲法審査会での可決に抗議し、土地利用規制法案など悪法に反対する行動がそれぞれ参院議員会館前で行われました。


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(写真)参院憲法審査会の開会を前に、総がかり行動実行委員会などの人たちが「国民投票法改定案の採決強行を許すな」と参院議員会館前でアピールしました=9日、東京都千代田区

 国民投票法改定案の可決に反対する行動には200人(主催者発表)の市民が集まり、「9条壊すな」「強行採決絶対反対」「止めよう!改憲発議」などと書かれたプラカードや横断幕を手に声をあげました。

 あいさつした「憲法9条を壊すな!実行委員会」の菱山南帆子さんは、参院憲法審査会の参考人質疑で与党側の推薦人も「熟議になっていない」と述べており、採決できる状況にないと指摘。長引くコロナ禍で路上生活者や自殺者が増加している中、「与党による改憲手続き法の採決強行を許すわけにはいかない。自公政権を打倒し、憲法が息づく新しい政治をつくっていこう」と呼びかけました。

 「改憲問題対策法律家6団体連絡会」事務局長の大江京子弁護士は「徹底的に審議して欠陥が抜本的に見直されない限り、法案は廃案にするしかない」と訴えました。

 日本共産党の吉良よし子、社民党の福島瑞穂の両参院議員、立憲民主党の柚木道義衆院議員、参院会派「沖縄の風」の高良鉄美参院議員があいさつ。吉良氏は「いま必要なのは改憲ではなく、憲法をいかす政治の実現だ」と訴えました。

 主催は、総がかり行動実行委員会と、「9条改憲NO!全国市民アクション」です。


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