しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年6月10日(木)

国民投票法改定案可決

参院憲法審 共産党反対「改憲策動終わらせる」

山添議員が討論

写真

(写真)反対討論する山添拓議員=9日、参院憲法審査会

 参院憲法審査会は9日、改憲手続きの国民投票法改定案を採決し、賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。

 日本共産党の山添拓議員は討論で、改定案は安倍晋三前首相が2017年5月3日以来、9条に自衛隊を明記する改憲を進めようとするなかで、憲法審査会を開く「呼び水」として提出されたものだと指摘。「安倍改憲」に反対する世論が広がり、安倍氏の思惑通りに進まなかったにもかかわらず、菅義偉首相が改定案を、改憲議論を進める「最初の一歩」と述べ、「安倍改憲」を引き継ぎ進めようとしていることは重大だと批判しました。

 また、現行法は資金力の多寡に左右される有料広告、最低投票率、公務員の投票運動などの問題があり「主権者国民の意思表明であるべき国民投票として根本的な欠陥をもつ」と指摘し、こうした根本問題を放置したまま、「公選法並び」の7項目のみの改定案を採決することは許されないと強調しました。

 山添氏は、改定案の採決を機に改憲論議を進めることは断じて許されないと述べ、「安倍・菅政権による改憲策動に終止符を打つ」と表明しました。


pageup