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2021年5月30日(日)

大型太陽光発電計画 災害の誘発心配

宮城・丸森町 岩渕・ふなやま氏が現地調査

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(写真)住民の案内でメガソーラー予定地周辺を調査する(右2人目から左へ)ふなやま、大内、岩渕の各氏=29日、宮城県丸森町

 宮城県丸森町で計画されている大型太陽光発電(メガソーラー)開発計画について、日本共産党の岩渕友参院議員、ふなやま由美衆院東北比例予定候補は29日に現地調査し、住民と懇談しました。大内真理県議、山本明徳町議が同行しました。

 東京ドーム25個分に匹敵する約115ヘクタールもの面積を開発する計2カ所の巨大メガソーラー計画があるのは、阿武隈川沿いに緑豊かな森が広がる耕野(こうや)地区。森林伐採や山肌掘削で災害誘発、生活水源の枯渇が懸念されています。

 計画に反対している地元住民などの4団体が岩渕氏らに要望書を提出し、今回の開発計画をめぐり贈賄事件も起きていると告発。環境アセスメント逃れを許さないでほしいと求めました。

 懇談した「反対期成同盟会」の宍戸秀逸代表は、「地域への相談もなく、計画が固まって出てきたとき驚いた。(2019年の)台風19号被害の跡が消えない中、(災害誘発への)住民の不安ははかりしれない」と発言。既存の太陽光パネルの設置後に井戸の水位が大きく低下したという農家は、「業者は因果関係を証明しろとのことだった」と困惑していました。

 岩渕氏は「豊かな自然を壊して、災害が起こる可能性のあるメガソーラーをつくるのか。住民の皆さんが調査など問題を明らかにしてきたことは大きい。国会でとりあげたい」と応えました。


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