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2021年5月29日(土)

ワクチン接種予約

共産党、高齢者を支援

 新型コロナへのワクチン接種が始まり、インターネットに不慣れで予約ができず途方にくれる高齢者が続出しています。都議選がたたかわれる東京都でも、日本共産党は予約の援助とともにコロナ禍での相談に乗り、苦難軽減のためにがんばっています。


そね都議と区議団 連携

北区 500件超す解決

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(写真)ワクチン接種の予約改善、予約サポートを呼びかける、そね都議=東京都北区

 東京・北地区委員会は、「希望する高齢者全員の接種を実現しよう」と、そねはじめ都議、区議団、支部が力を合わせて高齢者のワクチン接種を支援しています。

 75歳以上の高齢者への接種が始まった10日には、区議団と、そね都議の連名で花川與惣太区長に▽ネット予約サポート窓口の開設▽ネットやコールセンターにつながりやすくする改善(回線やサーバーの増強)▽予約空き情報がログイン前に確認できるようにする―などの「ワクチン接種予約のアクセス改善」を要望しました。

 6日にスタートした予約受け付けで「電話が一日中つながらなくてもうあきらめた」「ネットで予約しようとしたがエラーになり悲しい」「接種券番号が小さくて読めない」などの事態が多発していることをふまえた要望です。

 9人の区議団はこの間、そね都議と連携して500件以上の予約を支援しています。予約の受け付けが始まる午前9時から開始し、つながらなくても粘り強く続行。すいてくる夕方以降にも活動しています。地域支部の党員が訪問し、その場で区議と連絡をとって予約に結びつけたこともありました。そね都議、区議は、街頭からもプラスターなどで「相談は共産党へどうぞ」と呼びかけています。

 支援した高齢者には、予約ができず「うつになった」「血圧が上がった」という人もいました。予約ができて「本当にありがとう」と涙を流す人もいました。

 対話の中で都議選が話題になります。「なんでこんな時期に五輪なの」の声も出ます。「自分にできるのはこれくらい」と、共産党への支持や、「しんぶん赤旗」購読も広がっています。

 そね都議は「自治体も職員も限界状態。共産党になんでも相談してほしい。全力で支援します」と力を込めます。

アオヤギ予定候補にSOS

八王子 スマホ使い手伝う

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(写真)石森孝志八王子市長(写真左)に「新型コロナ対策他緊急要望書」(第6次)を提出する共産党市議団(写真中央がアオヤギ有希子予定候補)

 八王子市の日本共産党は、新型コロナワクチン接種予約のための支援を行政に求めるとともに実際に困っている人への支援に奮闘。予約ができずにいた人からは「こういう時は共産党だ」との声が寄せられています。

 同市は4月上旬に1回目の接種予約を電話とインターネットで受け付けましたが、希望者が殺到し、多くの人が電話もネットもつながらないまま予約が埋まり混乱する事態に。このため共産党には「どうにかして」との要望が多数寄せられました。都議選に立候補するアオヤギ有希子市議は「電話やメールで『予約が取れない』という数多くの声が届きました。『100回電話した』という人もいました」と話します。

 市民の声を受けて共産党市議団は、今後の予約受付時は▽ネットや電話回線の増設▽予約が困難な人への支援などを求める要望書を市に提出(4月27日)。これに対し同市は予約支援する場を3カ所設置するなど、予約受け付けの改善へと動きました。

 相談が寄せられれば実際に予約手続きを一緒にしています。26日にはアオヤギ予定候補が訪問活動中に対話になった人から「まだ予約できない」との声が。アオヤギ予定候補はその場でスマートフォンを使い予約し、喜ばれました。

 共産党由木支部は、2回目の予約日だった2日には高齢の後援会員らを「困っていませんか」と訪ねて予約を手伝いました。由木支部の支部長は「『おたくら(共産党)が来てくれてよかった』と何軒からも歓迎されました」と言います。

 由木支部では都議選に向けて「コロナ対策やオリンピックについてどう考えますか」と話しかけ対話を広げています。「今のような状況では中止した方がいい」との反応が返ってくるなど対話がはずみます。対話のなかでワクチン予約の相談が寄せられることもあり、その場合も予約を手伝っています。


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