しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年5月27日(木)

量や時期 事前周知を

倉林氏 接種支援めぐり要求

写真

(写真)質問する倉林明子議員=18日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は18日の参院厚生労働委員会で、新型コロナワクチンの接種について、7月末に高齢者接種完了という無責任な「目標」の押しつけではなく、安全で確実な接種のために現場に寄り添った支援を行うよう求めました。

 倉林氏は、菅義偉首相が「高齢者向けの接種を7月末までに完了する」と発言したことで、自治体は接種の前倒しが迫られ、大きな混乱が生じていると指摘。6月の最終週までに全高齢者分のワクチンを配分できる見通しは示されたものの、2週間単位の量しか明らかになっていないとして、「いつまでに、どれだけのワクチンが届くのか。正確な配分量と時期を事前に周知せよ」と迫りました。

 倉林氏はまた、7月末の接種完了のための課題としてすべての都道府県が「医療従事者の不足」をあげていることを示し、「打ち手確保のための手だてを早急に講じるべきだ」と要求。田村憲久厚労相が「時間外・休日の接種費用の上乗せや派遣補助を増額している」と答弁したのに対し、「派遣単価が高騰しており、とても確保できる補助額ではない」と述べ、さらなる支援を求めました。


pageup