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2021年5月21日(金)

遺骨土砂使用許されぬ

沖縄・豊見城市議会 全会一致で可決

 沖縄県豊見城市議会は20日、臨時議会の最終本会議を開き、同県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに、沖縄戦犠牲者の遺骨を含む沖縄本島南部の土砂が使用されるかもしれない問題で、同土砂を使用しないことなどを国に求める意見書を全会一致で可決しました。

 同様の意見書は3月の市議会では否決されましたが、豊見城市内で農家を営む男性(43)らが行った署名活動や先月の同市役所前での抗議の座り込みなどが実を結びました。金城さんらは先月、意見書を採択するよう求める陳情書と署名を市に提出し、今月も追加分の署名を提出していました。

 提出したのはインターネット上で集まったものを含む計6016人分です。男性は臨時議会の傍聴後、署名賛同者の思いが「見事に(市議会に)届いた」と述べ、国内外からの支援に感謝の気持ちを示しました。

 意見書は、同土砂の使用は戦没者への「冒涜(ぼうとく)に他ならず、人道的にもあってはならない」「決して許されることではありません」と強調。国主体での遺骨収集の実施も求めています。


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