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2021年5月17日(月)

接種完了7月末 自治体85%

田村氏「実態と乖離」

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(写真)質問する田村智子議員=13日、参院内閣委

 日本共産党の田村智子議員は13日の参院内閣委員会で、高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種計画について、具体的な支援策が示されず、実態と乖離(かいり)した完了日程が発表されていると明らかにしました。

 菅義偉首相は12日の会見で、「7月末までに高齢者の接種を85%完了」と述べました。田村氏は、この数字は総務省が同日に発表した調査のまとめによるもので、全国の自治体が9月以降の接種をゼロとしていると指摘しました。

 しかし、党として地方議員を通じて実態を聞き取ったところ、都内のある自治体では、すでに9月の予約をしている人がいる。接種スケジュールを小学校ごとに9月まで延長している自治体もあるなどと示し、「どういうことか」と説明を求めました。

 黒瀬敏文官房審議官は、厚生労働省が接種完了の前倒しを4月30日に各自治体へ要請し、同日付の総務省の事務連絡で、計画の検討状況と課題などの報告を求めたと説明。目標に向けてどう接種を進めるかについては、言及を避け続けました。

 田村氏は、総務省が発表した自治体の接種計画結果には、ただし書きで、医療従事者の確保等を前提とした回答も含まれていると追及。黒瀬氏は、「全てがいまの段階で整ったわけではない」と述べ、85%完了は努力目標の数字だったことがわかりました。

 田村氏は、全国知事会の調査で、全都道府県が“医療従事者の確保”を課題に挙げたと強調。「国が医療従事者を確保して、派遣できるのか」と迫りました。河野太郎ワクチン担当相は、「対応すべく努力している」と述べるにとどめました。


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