生活者目線の政治に

羽田統一候補競り合う

（写真）勝利へいっそうの支援を呼びかける羽田次郎・野党統一候補＝２３日、長野市

　新型コロナに感染した羽田雄一郎氏の死去に伴う参院長野選挙区補選は、２５日に投票日を迎えます。雄一郎氏の実弟で市民と野党（日本共産党、立憲民主党、社会民主党）の統一候補の羽田次郎氏＝立民公認＝と、自民党元衆院議員の小松裕氏＝公明推薦＝が激しく競り合っています。

　羽田候補は２３日、立民の篠原孝衆院議員らとともに終日、長野市内を遊説。共産党、社民党の地方議員も駆け付けました。

　羽田候補は、新型コロナの感染拡大を封じ込めるために、国としてＰＣＲ検査拡充などの体制を取る必要性を強調。「補選を勝ち抜き、総選挙で政権交代ののろしを上げる。生活者目線、働く人目線の政治を確立したい」と訴えました。

　羽田候補の演説を聞いた長野市の男性（８０）は「最後まで支持を広げ抜きたい」と話していました。

　同補選には３人が立候補し、羽田、小松両候補の事実上の一騎打ちです。小松陣営は最終盤の街頭で、支援者に「全力で追い越そう」と檄（げき）を飛ばしています。

　最終日の２４日は羽田候補の応援に、共産党の藤野やすふみ衆院議員（同北陸信越比例予定候補）が佐久、上田両市の街頭演説に駆け付けます。