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2021年4月22日(木)

入管死亡真相解明を

スリランカ協会 藤野氏が懇談

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(写真)在日スリランカ協会のガメティゲ・アニル・プリヤンタ副会長(右)らと懇談する(左から)山添、藤野の各氏=20日、衆院第2議員会館

 日本共産党の藤野保史議員は20日の衆院法務委員会で、3月に起きた名古屋入国管理局でのスリランカ人女性死亡事件の真相解明を迫りました。在日スリランカ協会のガメティゲ・アニル・プリヤンタ副会長らが藤野氏の質疑を傍聴。委員会後に懇談しました。

 藤野氏は、法務省が9日に公表した「中間報告」では死因すらも明らかにせず、経過説明にも矛盾が多いと指摘し、第三者機関による本格的な調査を要求。「この問題の真相解明なくして、入管法改定案の審議など断じて許されない」と主張しました。

 委員会終了後の懇談で、藤野氏は「こんなことやっていたら日本は各国から見放される。真相解明に全力を尽くしたい」と表明しました。

 プリヤンタ副会長は、「まだ実態が明らかになっていないことに驚いた。最終調査報告を早く出してほしい」と述べ、「私たちもこの問題について本国政府や大使館と話をしたい」と語りました。

 懇談に参加した日本共産党の山添拓参院議員は、スリランカ人女性はDV被害から逃れるために警察に助けを求めたが逮捕され入管に収容されたと指摘。「まず何よりも保護されるべき存在だった。こうした収容の在り方自体が大問題だ」と強調しました。


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