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2021年4月22日(木)

きょうの潮流

 1685票差―。自公や都民ファーストの会が推す現職を追いつめた東京・日野市長選。汚職にゆれる市政の刷新を訴えた候補には、党派の垣根をこえた支持と共感が寄せられました▼同時に争われた市議補選では日本共産党の渡部三枝さんが定数3で2位当選。前回市議選で共産党が獲得した得票の153%、19年参院選比例の157%の票をかちとりました。不正の解明とともに、そこには政治にたいする市民の熱い要求がありました▼もっと女性と若者に寄り添って。高齢者のために公共交通の充実を。弱者をきりすてないで―。通常の3倍もの返信があった市民アンケートには切なる声がびっしりと。選対責任者は「コロナ禍の生活の大変さ、市民の苦悩と怒り。それを公約に生かした」▼幅ひろい要望は都政にも。昨夜の東京オンライン演説会。国会ならば100議席に相当するという党都議団18議席の力と多彩な成果が改めて紹介されました▼直面するコロナ対策をはじめ、医療や福祉、教育や子育て、人権やジェンダー平等。痴漢被害や理不尽な校則問題をただした質問は大きな反響と運動を巻き起こしています。多岐にわたる都民の切実な叫びを政治に届ける。それができるのも草の根で生きる政党だからでしょう▼いま日野では、今回の結果をバネに都議選の勝利に向けて決意を新たに。告示まで2カ月余と迫るたたかい。どの選挙区も躍進をめざす思いは同じです。安心と希望の新しい都政をつくり、政権交代へ道を切り開こう。


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