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2021年4月21日(水)

入管法改悪案

廃案求め座り込み 移住連

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(写真)「誰もがあたり前に暮らせる社会に」とアピールする人たち=20日、衆院第2議員会館前

 国会で、入管法改悪案の審議が本格化した20日、衆院第2議員会館前では同法の廃案を求める座り込みが行われました。集まった人たちは、「危険から逃れてきた人びとを追い返す。苦しめる。そんな国、私は嫌だ」などが書かれたプラカードを手にアピールしました。主催は、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)です。

 座り込みには、学生の姿もありました。大学3年生(21)は、大学に入ってから入管をめぐる問題を知ったといいます。「収容施設へ行ったこともあります。あまりのひどさに驚きました。私たちが関心を持たないと変えられないと感じています。周りの人に話すなど、もっと声をあげていきたい」と話しました。

 移住連代表理事の鳥井一平さんは、移民や難民はもちろん、日本に住む誰もがあたり前に暮らせる社会にしていきたいと訴え。「だからこそ、入管法改悪に反対します。収容所のなかや、この場に来ることができない人たちもたくさんいます。私たちは声をあげ続けよう」と呼びかけました。

 野党の国会議員も参加。日本共産党の藤野保史衆院議員は、名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性の真相究明をはじめ、国会審議で厳しく追及していくと表明。「日本の民主主義が問われています。改悪案を必ず廃案にするため、一緒に頑張りましょう」とのべました。


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